喪失と再生を描いた映画。
未来永劫、息子を褒めることも諭すことも将来の職業を知ることも出来なくなった絶望の最中、ある少女から息子宛の手紙が届く──
再生に至るまでのきっかけや時間は人によってさま…
親より先に死ぬなんて、これ以上の親不孝はない。
残された親、また家族が息子の知らない一面があって詳らかになっていく。
居なくなって優しくなるより、今いる娘も大事にしましょって思ってしまった。
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<喪失の悲しみと再生、家族の絆とは>
イタリアの小さな港町に住む精神科医のジョヴァンニは、画商の妻パオラと高校生の息子アンドレア、娘イレーネと幸せに暮らしていた。ところがある日、息子がダイビング中…
一応王道の親子ドラマ、家庭ドラマ的な建て付けではあるものの、父権的な雰囲気がかなり希薄で、個々の家族の構成員とはこんなにも関係が希薄で寄る辺ないものだったっけかと思わせられる。
糸の切れた凧のよう…
探偵ナイトスクープの、亡き息子が好きだったラグビーをやるっていう回を思い出した。
死を受け入れるには、その人のことを知ることが大切なんだなと。
ラストの家族三人で何を話すわけでもなく、砂浜を歩いてい…
いいね〜
ドン底の描写が続くけど、最後には個人的にすごく希望を感じることができた。
家族を失い、時が止まったかのように錯覚するが、良くも悪くも時間は進み続く。その事実を認め、向き合えるようになるの…
抑制のきいた静かな映画だった。
ラストシーンの、バスの車窓から浜辺を歩く家族が映されるシーンは、残されていったものたちの困惑と哀切を深く感じた。
息子の知られざる写真、夜の高速道路。
なんかこの映画…