人類最初の娯楽はやっぱり食べることなんだとしみじみ思う。過酷な南極基地での作業、何もない広大な白一色の世界で男たちの胃袋を家庭的で温かい料理が支える。
タイトルから料理に全振りした映画なのかと思っ…
南極観測隊の調理担当として働いた体験を元にした西村淳のエッセイ『面白南極料理人』の映画。
限られた食材で料理を作り、越冬隊員達の活力の源を提供するためさまざまな工夫を凝らすシーンに心が温まる。
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美味しそうにご飯を食べるシーンからしてそうだけど、撮り方と音響で胃と心を掴まれた。越冬隊も大学の卒論でやったから、懐かしさを感じたし、その時点でニンマリがw
胸焼けする唐揚げや、ラーメンの下りとか…
最初はこんな環境嫌だし癖強そうな隊員達との生活も絶対嫌だと思ったのに笑、何も起こらないようでいて関係性や内面の微妙な変化がわかる描写がとても良く、終盤は家族で囲む食卓のように素朴な温かさを感じた。料…
>>続きを読む(C)2009『南極料理人』製作委員会