自分の世界を広げてくれる旅。
そんな考え方も、実は金銭的余裕のある若者にしか許されていないという気づきがあったシーンがとてもよかった。
生きるために、止むを得ず、厳しい旅に出る人々がいるということ。…
映画そのものの面白さはさておき、この作品には「目的を定めない旅」の魅力がぎゅっと詰まっていた。
道中で日記を書き、本を読む。旅先という非日常の中では、外界からの刺激に心が敏感になり、ページをめくるた…
ウォルターサレス監督かなり映画作り上手いなぁという印象。
思想を映画として映すことの丁寧さが本当に誠実だし、チェ・ゲバラの思想の芽生え方のグラデーションがとても綺麗だし。また、ただの思想映画でもなく…
物語の中で起きるイベント自体はよくあるロードムービーという感じ。脚色が多すぎて、ゲバラの実像はよく分からなかった。こういう所を旅したのだなということが分かる程度。後半からドキュメンタリータッチな要素…
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