溝口健二が長回しや奥行きのある構図を中心とする独自の映画表現を確立していく過程に位置する作品である。
特に、小夜子と父が悲しみを分かち合う場面では、カメラを固定したまま人物の位置関係を変化させるこ…
漱石でも特に女性志向かつファム・ファタールものだが、溝口は小夜子の側に立って男に破談された女の悲劇として描いている(文芸映画なので溝口に脚色の権利なんて無かっただろうけど)。
日本家屋のフレーム越し…
1935年、日本、ドラマ、モノクロ。
夏目漱石の「虞美人草」の映像化。
構図が決まっている。
ただはっとするようなショットに乏しかった(個人的に)
みんな等分に(藤尾、小夜子、小野、宗近、欽吾)…
溝口健二監督の観る
恩師の娘小夜子との結婚を口
約束している小野には令嬢藤
尾との縁談も。藤尾にも小野
と宗近と二人の男が
脚本 伊藤大輔/高柳春雄 原作 夏目漱石
原作未読
小野の苦悩と決断…
あゝ撃沈。想定内だが、残念だ。そもそもだけど、やっぱり向いてないのよ、夏目漱石の映像化って。溝口で駄目なら諦めがつくってもんよ。漱石の時代、カツドウないじゃん。せいぜい娘義太夫じゃん。谷崎以降なんだ…
>>続きを読む溝口健二は男が恋愛関係で悩む夏目漱石作品とは相性が悪いのかなあ…なんか登場人物の心情が全然伝わってこなかった。鉢合わせしてしまった小夜子、小野、藤尾の素早い切返しがなんだかショット時間にムラがあって…
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