金色夜叉の作品情報・感想・評価

『金色夜叉』に投稿された感想・評価

3.0

未完の原作を短くまとめて脚色していた。
例の熱海のシーンが思ったよりもあっさりしていてちょっと残念だった。海岸でもないし「僕の涙で必ず月を曇らして見せる。」って言わないのかよ。
でもカメラの横移動と…

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YAZ
3.4

清水宏監督の観る

貫一とお宮は結婚約束する仲
だがお宮は銀行頭取の息子と
の結婚を勝手に決めてしまう
人の心を失った貫一は

脚本 源尊彦/中村能行 原作 尾崎紅葉

信用出来るのは金だけの貫一は…

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3.5
山道での移動撮影からシンプルで的確な寄り/引きによってメロドラマを描く演出力が凄い。
もっとこう、ザザーンと波が打ち寄せるところへ悲しい音楽が鳴り、表情にぐっと酔って…みたいな派手な感じを想像していたら、遠くから静かな感じで例のシーンが終わって、なんだか逆に新鮮だなと思いました。
ハ
4.0

『浅草の灯』でその独特な存在感に惹かれたので、主演の夏川大二郎を目当てに鑑賞。

良い意味で抑揚のない芝居は本作でも健在で、温厚だったアイツが…という役柄にぴったり合っていた。冷酷になりきれてない感…

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本作は、おそらく押し付け企画に対する抵抗があったと思われる。金貸し番頭の貫一(夏川大二郎)はスーツ姿、お宮(川崎弘子)は白のコート。荒尾(佐分利信)はぼーぶで、女たちも洋風でクリマを乗り回す。野村芳…

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このレビューはネタバレを含みます

「頑張れ貫一!」

お宮「熱海でお別れしてから一日だって忘れたことはないんです」
貫一「…」
お宮「私が悪かったんです。私が馬鹿だったんです」泣
貫一「…」
お宮「貫一さん、私を許してください」
貫…

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1937年(昭和12年)の映画。熱海に旅行した際に、寛一お宮の銅像をビーチで見たが、本作のシーンは、映画の前半にあり、海沿いではあるが、砂浜ではなく、道路上で、海岸線にはやや遠い場所。本作の登場人物…

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cil
2.5
映画の出来と関係なしに、女性の扱いがぞんざいすぎて笑ってしまう

夏川大二郎(間貫一)
川崎弘子(鴫沢宮)
上山草人(鰐渕直行)
佐野周二(息子・直)
大塚君代(藤子)
佐分利信(荒尾譲介)
近衛敏明(富山唯継)
三宅邦子(赤樫満枝)
武田秀郎(お宮の父)
吉川満…

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