本作は、おそらく押し付け企画に対する抵抗があったと思われる。金貸し番頭の貫一(夏川大二郎)はスーツ姿、お宮(川崎弘子)は白のコート。荒尾(佐分利信)はぼーぶで、女たちも洋風でクリマを乗り回す。野村芳…
>>続きを読む「頑張れ貫一!」
お宮「熱海でお別れしてから一日だって忘れたことはないんです」
貫一「…」
お宮「私が悪かったんです。私が馬鹿だったんです」泣
貫一「…」
お宮「貫一さん、私を許してください」
貫…
1937年(昭和12年)の映画。熱海に旅行した際に、寛一お宮の銅像をビーチで見たが、本作のシーンは、映画の前半にあり、海沿いではあるが、砂浜ではなく、道路上で、海岸線にはやや遠い場所。本作の登場人物…
>>続きを読む夏川大二郎(間貫一)
川崎弘子(鴫沢宮)
上山草人(鰐渕直行)
佐野周二(息子・直)
大塚君代(藤子)
佐分利信(荒尾譲介)
近衛敏明(富山唯継)
三宅邦子(赤樫満枝)
武田秀郎(お宮の父)
吉川満…
新派の定番演目で、何度も映画化された清水宏監督の凡作だが、有名な熱海の海岸シーンを簡単に済まし、お宮川崎弘子が貫一夏川大二郎の学友佐分利信のボート練習場を訪ねた際の佐分利の立ち振る舞いの斬新な印象は…
>>続きを読む2022/4/17
将来を誓い合った恋人同士の貫一とお宮。男女ともに家の都合で結婚させられることが多い時代だったと思うので、貫一がお宮を非難しすぎな気がしないでもなく。お宮にはお宮なりの考えがあるの…