限りなき舗道の作品情報・感想・評価

「限りなき舗道」に投稿された感想・評価

寝落ちしてしまい残念。
いきいきとした銀座の街描写にタチの『プレイタイム』なんか思い出した。ということくらいしか覚えておらず。
アノ

アノの感想・評価

3.7
開始の素早いカット割りに驚く。

瀕死の夫を尻目に姑たちに啖呵を切って出ていく、という見事な突き放し方には痺れた。
病室での人物の配置も完璧。
サイレント時代の成瀬ではこれが一番好きです。
ENDO

ENDOの感想・評価

4.0
結婚と仕事で人生最大のピークを迎えたかと思った矢先の事故。彼は実家に帰り、友人に出し抜かれる形でスカウトの話は霧散してしまう。2つの選択肢がありながら同時に失ったのだ。事故が縁となり良家の子息・山内と恋仲になる。杉子にとっては弟への仕送りの充実を当てにしていたし、山内の愛を盲信していたから。姑・小姑の陰湿ないびりに耐えられず弟と再出発。その矢先に山内が愛人とドライブ中に事故。見舞いに行った先で山内に断絶を宣告。彼はそのまま息を引き取った。したたかにカフェの女給として復職するも最初の彼の通勤姿をみかけた彼女の目には涙が。成瀬映画の事故は毎回えげつない分裂を生じさせる。ダグラス・サーク『心のともしび』のように被害者と加害者が結びつく。いわゆる女給がいる喫茶店の様子やBARの様子など今は亡き職業の活気を垣間見れて幸せ。友人・袈裟子も溌剌として魅力的。彼女と貧乏画家の恋愛が物語に清涼剤としての爽やかさを吹き込む。
「何とも思ってません」が常套句のうつむき美人、忍節子が耐えて忍んだ末にグッと目を見据えるとまるで劇伴が聞こえてくるよう。銀座の雑踏からはじまって雑踏で終わる人間交差点の妙を強烈に印象づける最後のバス。成瀬♡
当時松竹の監督陣が誰も撮りたがらず、「これを撮ったら自由に撮らしてやる」と謂れて末席監督だった成瀬が半ば無理に引き受けたという映画らしいのだが、なかなかどうして、見所の多いサイレント映画だった。冒頭の銀座の街を歩く人々を細かいカット割りで映したシークエンスがまず素晴らしいし、車や扉や新聞のモチーフで物語を繋いでいくところにもいちいち説得力がある。セリフ(タイトル)によって場面転換する演出も見事。思い込みの強い男(全ての悲劇の元凶)にはひたすらイライラするし、最後も全然解決になっていないところを強引に終わらせた感じなのだが、カメラと忍節子が双方からグッと寄るシーンには異様な迫力が宿っていて全てを圧倒する。「脚本がひどくても、むしろひどいほど優れた映画は成立する」というゴダール理論を期せずにして実践してしまったような作品。
dailyfroth

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3.5
序盤のめくるめく映像のモダニズムから舗道と書いてデスロードと読ませるような終盤の復讐劇まで見どころいろいろでよかった。日守新一が効いている。
サイレント。
ピアノ演奏付き。

戦前の映画なのに、出てくる人たちが今の人と違和感ないキャラ揃いで、時代が変わっても、人は簡単に変わらないんだなぁと実感。
無声映画を初めて映画館で観れたので満足。まあまあ面白かった。銀座の舗道の移動ショットがよかった。いわゆる身分違いの恋愛で、結婚しても姑と義姉にいびられまくって家を出る。その間やけになった夫が事故を起こして、重症になってるんだが、それでも今までの文句を姑と義姉に言うだけ言って縁を切るというすごいやな話。ほんとに救いがない。
A

Aの感想・評価

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足袋?食べちゃうところかわいかった
明治の板チョコ買って帰ろっと
アメリカ盤クライテリオン・コレクションのエクリプス・シリーズ#26 SILENT NARUSEより。決意をした時のズームにトバされる。昔(この頃?)成瀬氏は小津氏と比較されたり、小津は二人もいらないとか言われたりしたらしいが決定的に異なる。ストーリーは普遍的な話しながらも幸せとは自立という解答は早過ぎるフェミニズム映画なのかもしれない。社会も人間も基本変わらなく映画だけが変わりゆく。