“チェコ・ストップモーションアニメ最後の巨匠”と呼ばれるイジー・バルタ監督の初期作。実写+ストップモーションアニメ作品。
ある工事現場でゴミとなった大量の手袋とフィルム缶が出土した。フィルムを再生…
このレビューはネタバレを含みます
いくつかの手袋と映画のフィルムがショベルカーによって発掘される。
今までの映画史を振り返るように、手袋たちが俳優に成り代わっていくつかの映画をオマージュをしている。
たとえばバスターキートンやル…
手袋を人に見立てたショートフィルム。
短編ながら作りが凝っていて 発掘されたフ
ィルムを映してみると…的な展開が面白
い。男と女、ロマンスありホラーあり独裁
者やSF的な要素も満載。そして『アンダ…
【フィルム缶は彼方へと逝く】
イジー・バルタは昔々、アニメーションを集中的に追っていた頃に知った、チェコのアニメ作家。モノを動かす人で、シュヴァンクマイエルの後輩さんですね。
見た中では『笛吹き…
擬人化された手袋を使って、サイレント時代から現代のSF超大作まで、映画の歴史を凝縮し、皮肉まで描いた傑作。ストップモーションアニメーションで物に命を吹き込とは何て面白いんだろう。
チャップリンやバ…
バルタ短編。コマ撮りのテンポ感と少しずつ変化をしていく繰り返しの表現が印象に残ったが、それ以上に世界を構築しているキュビズム的な人物と背景が興味深い。またアクセントとしての鼠の血が強烈で良いと思った…
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ショベルカーで発掘した手袋と記録フィルム
酒を飲みながら煙草をふかす作業員に
フィルムが魅せる手袋演じるパロディの世界。
鏡台に置かれたレースの上にまどろむ美女
美女を連想させるファー手袋
こんな風…