ファイナル・カットの作品情報・感想・評価

「ファイナル・カット」に投稿された感想・評価

Grace

Graceの感想・評価

4.5
約450本もの映画のシーンを編集してつなぎ合わせ1本の映画として作り上げた作品。

アメリカ映画やヨーロッパ映画だけではなく、アジア映画のシーンも使われていて、「このシーンの映画観たことある。このシーンは観たことがなくて知らなかった。この映画のシーンは好き。」等、最初から最後まで観ていて感じ、様々な映画の名場面が出てきた。
シーンごとの映画のタイトルやどんな映画だったのかを思い出すのに必死で観た。約450本もの映画のシーンをつなぎ合わせて1つのラブストーリーの映画として表現されていたのには素晴らしかった。
こういう表現の仕方の映画があるのかと感心した。

『ローマの休日』『アメリ』『欲望』『カサブランカ』『タイタニック』等、色々な名作映画のシーンが出てきて、映画好きな人にとって楽しめて終始見入ることができる作品だと思う。

この作品は使用権管理や著作権の権利問題が複雑で日本での一般公開やDVD化が難しいらしく、なかなか上映される機会が少ない。
大阪ヨーロッパ映画祭とEUフィルムデーズで上映された作品です。
富井

富井の感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

約450本の映画で1つのラブストーリーを紡ぐ、映画愛溢れる作品
知ってる作品、特に好きな作品が使われた時はとりあえずニヤニヤしてた
『8 1/2』とか、『気狂いピエロ』とか、『ミステリートレイン 』とかとか

ラストシーンがニコケイの"Love Me Tender "で始まったのもなんか良かった
『ローズマリーの赤ちゃん』汎用性高い
最近見たベルモンドの『プロフェッショナル』とかも入ってた
『僕の村は戦場だった』も良いとこ使われてたなー
『街の灯』のセレクトは間違いないよな
時々出てくるマッティ・ペロンパーが愛おしい
アニメの『パプリカ』も…
と書き出すと止まらないのでコレくらいで

あと、浮気現場に手下を連れていくアル・パチーノに少し笑った
450作もの映画を繋ぎ合わせて一本の恋愛映画に仕立て上げた映画。動画サイトにあるような名シーンだけを切り貼りした映像をプロが本気でやった感じ。
何気に『タクシデルミア』『ハックル』等のあの変態監督で驚き。
明らかに作品の嗜好が偏ってるけど『パルプフィクション』『マトリックス』『アメリ』『バックトゥザフューチャー』などの定番名作映画から、パラジャーノフやマカヴェイエフまで幅広く登場。
ちなみに一番印象に残る黄金ペニスはマカヴェイエフの『スウィートムービー』

目まぐるしくカットが移り変わるけどインド映画『恋する輪廻』が長めの尺で入ってたのが嬉しい。
短いのは一瞬、長くても10秒程度だから、全ての映画を当てるのは難しいけどわかったときがめちゃくちゃ気持ち良い。

ストーリー自体は特に面白くないしオチも微妙だけど、こういった映画を観ると映画好きで良かったなとしみじみ思う。
ワンカットだけで映画への想いが溢れる。
horaAya

horaAyaの感想・評価

3.3
様式へのモンタージュ的挑戦?普遍性の象徴?どっちもか。全てが異なるのに感情だけが壁を超越しつながっていく。見えている部分のみ、上部だけでのバトンタッチも散見され、一瞬嫌な展開を予想させつつもしっかりと軌道修正していくから安心して見られる。でも正直ダレる。
Cem

Cemの感想・評価

4.0
これはホントのホントに素晴らしい⋈*。映画が好きで心から良かったって思った!これを作った人も凄いな〜感動しちゃう。殆どが知らない作品で如何に自分が名作を観ていないかを知りショックをうけた。
Olga

Olgaの感想・評価

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#EUフィルムデーズ 2020で無料公開。古今東西の映画のいろいろな場面を繋げて作られた壮大なラブストーリー(たぶん)。似たような場面が多いのだなあと思って見始めたものの、そのうち飽きてきて、ちょっと長すぎるのでは?と思いつつ、どんな展開になるのか気になって最後まで観た。エンディングで使われた映画のタイトル(その場面に登場した俳優名含む)と使われた映画音楽が使われた順番でリストアップされて、圧巻。オープニングとエンディングにいちばん感動したかも。
pherim

pherimの感想・評価

4.2
『ファイナル・カット』

ハンガリー発、450本に及ぶ名作の名シーンから編み上がる珠玉の一篇。

ハリウッド名画の奏でる基調を欧州作が彩り、監督出身の旧共産圏や日香印の名作群が転調させる光の万華鏡。映りゆく変幻に、魂が抜けたように浸りきり気づけば84分が過ぎ終幕へ。この病み憑き感、良い。


『ファイナル・カット』は、6月25日まで無料公開中@ EUフィルムデーズ2020。→https://aoyama-theater.jp/p/15474
ちな製作陣にタル・ベーラ。

youtubeにも公式っぽい良画質の掲載が。↓
https://www.youtube.com/watch?v=pSYZ9fMEaDU
tetsu

tetsuの感想・評価

4.9
まもなくオンライン配信が終了する青山シアターの「EUフィルムデーズ2020オンライン」にて鑑賞。(配信はすでに終了しています。泣)

1組の男女が出会い、結ばれ、すれ違い……。
450本の名作映画からシーンを切り取って、1つの映画に繋ぎ合わせた異色の長編映画。

これは、間違いなく、死ぬ間際に観たい映画ベスト1でした。
(というか、もはや、青山シアターのクロージング作品。笑)

『ニュー・シネマ・パラダイス』でキーとして登場した、名作の切れ端を集めたフィルムを長編化したような84分間。

有名どころでも、
・『ラ・シオタ駅への列車の到着』
・『街の灯』
・『メトロポリス』
・『ローマの休日』
・『サウンド・オブ・ミュージック』
・『ブレードランナー』
・『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
・『タイタニック』
といった名作映画の数々が登場する豪華な作品。(さらには、『白雪姫』、『気狂いピエロ』、『恋する惑星』、『羅生門』などなど、幅広いジャンルからの引用もあり。)

これまでも似たような演出の作品(個人的には「コラージュ映画」と呼んでいる。)は、数本ほど観てきましたが、本作は、その中でも屈指の出来といえる内容。

男女の「出会い」と「別れ」を中心に繋ぎ合わされたシンプルな物語は、数多くの映画に共通する「男女の関係」をより浮き彫りにさせているように思いました。

映画は「記憶の断片」で、映画を観ると同時に過去の鑑賞体験が蘇ってくることがあります。

本作は、そんな意味で、死ぬ間際にもう一度観たい作品だと思いましたし、引用が畳み掛けるクライマックスには、自然と胸が高鳴りました。

(ただ、遊び心に溢れた作品ゆえ、お茶目なラストシーンが、若干、クオリティを下げているように感じました。笑)
ヒチ

ヒチの感想・評価

3.3
映画が積み上げてきた数々の人生に胸がいっぱいになる。リュミエールからパプリカまで名作映画の数々(445本!!)を一つの恋愛物語として繋ぎ合わせるという映画への壮大なラブレター。

でも作品の選定基準が特に感じられないのが少し不満。この手の作品を作るときに一番大事な要素だと思うんだけどな。
450本にも及ぶ様々な映画たちの名シーンを組み合わせて1本の映画にしちゃうとかいうとんでも映画。

話は男と女が出逢って、恋に落ちていくっていうとてもシンプルなものなんだけど、カットが切り替わるごとに別の映画のシーンに切り替わっていく。
そんなの話として繋がるのかって最初は思ったけど、想像以上に違和感なくスムーズに話は進んでいく。

構成はすごいし、よくこんなの作ったなって思うけど、ちょっとダレるかな。まあでも映画の長い歴史をまさに目で観て感じ取ることができる映画で、自分の知ってる映画のシーンが出てくると結構テンション上がる。

すごい実験的な作品で、扱ってる映画が多すぎて著作権の問題で引っかかるから観れる機会がそうそうないらしい。
今回6/12〜6/25に開催された「EUフィルムデイズ2020」で無料上映されたけど、僕自身気づいたのが25日だったのでギリギリ滑り込んで観れた。
次に観れるのがいつになるかわからないけどもう一回観たいな。
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