北の螢の作品情報・感想・評価

「北の螢」に投稿された感想・評価

初)北海道開拓時のお話。薩摩やら会津、永倉新八まで登場して設定とか勿論演者サン方々良かったのに…雪中逃亡シーンから面白くない…ラスト仲代サンと岩下サンの踊りのカットは意味不明…冒頭が良かっただけに残念…
riekon

riekonの感想・評価

3.0
五社作品にしては熱さが控えめで物足りなかったですね。
舞台が雪の北海道ですもんね。
外での着替えシーンの女優さん大変だったろうなぁ。
途中の森進一の曲が凄く効いてたなあ〜。
時代は明治16年、北海道開拓のため囚人たちを使っての道路建設を統括する男(仲代達矢)を中心に、冬の北海道を舞台に繰り広げられる 五社英雄監督が描く男と女のリアリズム。

ガチ吹雪いてる中での撮影や演者さんたちも素晴らしいのですが、冷たく暗い世界に生きる綺麗な着物を身につけた遊女らのコントラストが素晴らしいですね。

全体的には独裁下での強制労働や囚人の妻たちが囚われ、遊女となって働く環境や状況というディストピアを描いているものの、そこにユーモアも入り込んでいたり緩急のバランスもテンポも良かった。

また、夏目雅子さんのナレーション、夏木マリさんと岩下志麻さんレアな濡れ場、揺れる早乙女愛さんのおっぱい等々さすが五社監督としか言いようがありません。

まあ途中のヒグマ登場には笑いましたけどね。あの状況でヒグマあり得ないでしょうw 反則すぎる。それと森進一の歌がフルで流れるシーンで「アンタァ!アンタァ!」と吹雪の中行進する囚人たちに紛れている夫に呼び掛ける遊女となった女の叫びがトラウマレベルで脳裏に焼き付いてるw 今度カラオケで歌ってこようと思います。

なんだかんだ見所あり、最後までツルッと観られたので面白かったと思います。

総括すると仲代達矢さんと岩下志麻さん映画です。ラストシーンの岩下志麻さんの踊るシーン、着物姿は言わずもがな立ち姿や姿勢の美しいこと。ほんと名女優さんですね。(・∀・)
マツキ

マツキの感想・評価

3.0
北海道開拓時代の過酷な労働に従事した囚人たちとその上官、彼らを取り巻く女たちの愛憎劇。監督は五社英雄、脚本は高田宏治、撮影は森田富士郎がそれぞれ担当した。阿久悠がスーパーバイザーとして参加している。

明治16年、北海道開拓における道路建設のために囚人たちによる強制労働が行われており、石狩平野の樺戸集治監(刑務所)では、鬼の典獄と言われた月潟が采配を振るっていた。そこへ、ゆうという女が現れる。月潟は国の役人の視察の際に賄賂を送り、ゆうを慰みに遣わせた。その見返りとしてゆうが要求したことは、服役中の愛人・男鹿孝之進の赦免であった。男鹿は接見に来たゆうに、月潟を殺すように命じる。数日後、男鹿は刺客に襲われて重傷を負ってしまうのだが…。

オープニングの美しいナレーションは夏目雅子だった。虹子もそうだけど話し声のトーンと品のある声音が素敵です。疲れている時に聞くキャンキャン声も大きな話し声もうんざりするので、声は大事である。

五社英雄映画でのサービスカットの口火を切った仲代達矢と岩下志麻の愛欲シーンは、達さんの目力が凄すぎて立つもんも萎縮してしまう塩梅。自分の住んでいる地名や北海道という土地に愛着を持って眺める。まさに陸の孤島である。冬の北海道の凍てつく寒さと男と女の愛憎劇。森進一の唄も歌じゃなくて、唄がしっくりくる。

早乙女愛の躯とか決して吉原炎上程豪華ではないが、芸者の姐さんらの着物の色彩が匂うように美しい。若い夏木マリの猥雑な眼差しもよいのです。さくらんみたいなお洒落おいらんには出せない趣と業が腰を据えておる。

土屋アンナの開脚の数段生めかしいぜよ。アベノミックスだかヒロミックスよりアラーキーや

山小屋でヒグマに襲われるシーンの熊のクオリティたるや、くまがでるぞ~程でも無いが、血まみれのテッドみたいだし、初めて映画館で見たキングコングを思い出した。幼稚園児のあたいは、あの四角い中にゴリラを飼ってるんだなー凄いなー。ポップコーンは食べるかな?なんて本気で思っていたのに今となっては、リアリズムの宿なんです。して北か南ならしっくりくる宿は、北にあるんじゃなかろうか。寒さが男と女の距離を縮める言い訳になるだろう
たこ

たこの感想・評価

2.9
北海道の厳しい冬が痛々しい。
ストーリーは今一つ、囚人側のキャラクターをもうちょっと描いてもらえたらなぁと思った。
仲代達矢の目力はすごい。
北海道開拓の歴史ロマン×メロドラマ。安っぽいけど、仲代達矢の骨太さに支えられていた。五社英雄監督ならもっと濃厚な人間関係を描けたのでは…と思ってしまう。
雪っていうのはそれだけで絵になるなあ。