東雲楼(しののめろう) 女の乱の作品情報・感想・評価・動画配信

「東雲楼(しののめろう) 女の乱」に投稿された感想・評価

まつこ

まつこの感想・評価

3.3
廓で生きる女の悲劇。ここに金貸しが出てきたらミナミの帝王になりそうな人間ドラマ。

バブル期のディスコ(ジュリアナ的踊り)に見える舞が楽しかった。かたせ梨乃姐さんはさすがだし、南野の関西弁が可愛いかった。思ったよりも斉藤慶子が良くて驚き。

ただ気になることが…この当時児童ポルノという概念はなかったのかな。自分の娘がこんなに大股開いて撮られるのは黙ってられないと思うんだけど…この子はこれで良かったのかな…大人が自分で選んでするのは違うと思うのです…時代ですかね。うーん。
丼は有田焼なのに中身はインスタントラーメンみたいな映画

バブルのせいで金に目が眩んで
おまけにセットに金を賭けて
人気者出して
女優が乳出せば当たる的な昭和根性で作ってるから古臭ぇの何の!

ラストも良いのかソレで?だし
何よりどの辺りが乱?
鎖園

鎖園の感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

号外/

五社英雄の一連の作品よりずっと良いよ

『明治・大正・昭和の遊郭での女たちとその後ろでうごめく漢たちの血で血を争う闘争』

の『始祖』のような奉り挙げられ方をしている五社の死後

に造られたこの映画は

たぶん五社英雄のモノマネあるいはこの映画の約十年前に造られた五社三部作の影に隠れて見向きもされなかったであろう

しかし

作品そのものより

「女優陣の豪華さ絢爛さ」

「たまにロマンポルノのように決められたかのように入ってくる女優陣の着物プロレス」

「決まりきった時に挿れられる男尊女卑な漢たちのウリャーコリャーな怒声」

などの

【あの頃の雰囲気もの】・・

以下の内容にしか思えず

個人的には世の中の五社英雄の奉り挙げられ方には異論しか持ってなかったけど

この映画はその「雰囲気もの」に終始することなく

「物語」の『骨格』もしっかりしていて

良かった


五社作品のような俳優陣の「オレが!オレが!」なゴッタ煮のような事もなく

かたせ梨乃(特に斉藤慶子に男にうつつを抜かすんじゃない!と叱咤するくせに津川雅彦にうつつどころか骨抜きにまでされて最期には同じ彼岸の道を辿る


津川が死んだことを受け入れられず斉藤慶子にレズビアン的アプローチをするかたせが最高!!


個人的に鎖園主演女優賞をあげたいくらい!)



津川雅彦



「物語」の『文鎮』的役割を果たし

斉藤慶子鳥越マリ(個人的に東南アジア系顔をしている彼女は違和感その後の活躍はこの映画で彼女の現在を知った他製作陣によって映画界どころか芸能界にすら居場所を亡くす)南野陽子

特に斉藤南野



「物語」を動かす


左足の淫らな足から這いり・・

中尾彬の背中へ垂れ掛かる

南野陽子のなんとエロい

シーン

(なかなか女優的ポテンシャルはこの映画でもヌキん出てるのにキャリアで『大御所』に成れないのはあのヤ○ザ旦那のおかげか?)



人力車から津川が降り

水平線の現る海に向かって歩いて逝く

シーン



埋もれるべきではない筆舌尽くせないこの映画の『ランク』を決定づけるシーケンス

学芸会のような「ケツ捲り上げ踊り」も『熊本』という地方都市の競争力のないAKB的雑さと内輪的団欒さが相まって

【箱】に葛藤が生まれた時に産まれるこの「踊り」が

観ているこちらにもある瞬間ホッコリさせるような「暖かさ」を産み出していた


ただ最期中尾を刺す斎藤のチャンバラ遊戯な「胴体直接刺さず」な【茶番】な撮り方は

一気に冷めたな

それだけかな・・不満は


ホントかたせ梨乃の牙城を崩す南野陽子の女優としての才能を垣間魅れた

映画ともども埋もれさすべきではない才能。
足るを知っても、それでも男にオールインして大きなものを失うことのロマン。
彦次郎

彦次郎の感想・評価

2.8
遊郭で生きる女達を描いたドラマ。
幼女のうちから売られた挙句火傷させられる悲運が印象的。
夜から営業する性のエンターテイメント的な世界で下卑た笑みを浮かべる男達とは対照的にプロとしての誇りを持つ女性達に強さを感じます。
風間トオルと別れられない辺りは現代に通じる普遍性。
南野陽子が悪女なりに愛嬌があったと思います。
MrSauce

MrSauceの感想・評価

3.0
南野陽子のフィルモグラフィ〜の傑作にして、彼女の女優としての限界までが感じられる良作。
風間トオルを見ながら、今の阿部寛の活躍を考えると、色々と感慨深い。
斉藤慶子に鳥越マリ。脱がなきゃならなかった時代には、それなりの必然があったのか、ちょっと怖くなる90年代初頭の東映女性映画。昭和は遠くにとか言うなかれ。これは紛れもなく平成の映画です。
KS

KSの感想・評価

3.4
女には女の戦いがある!そしてお尻の戦いがある!この時代の遊郭の雰囲気が知れるだけでも楽しく、サービスシーンも多い娯楽映画でした。でも物語もちゃんとありましたよ。
yuyuyu

yuyuyuの感想・評価

3.1
女優陣はとてつもなく美しく、製作側の気合もかんじられる一作ではあるのだが、なんだかぼやっとした作品。

視点が曖昧で、かつ勧善懲悪の要素が少ないからなのかも。
斉藤慶子は主人公ながらなんだかんだ狡賢いところがあるし、強気な女将かたせ梨乃も弱くてだらしのない面がある。
悪役の南野陽子だって彼女なりの筋をちゃんと通している。

みんな完璧じゃなく、それぞれの欠点が露骨に出ている。
だからこそ、なんとなあくボヤッとしてて、けど人間味が感じられるんだと思う。

この辺り、確信的にやってると思うのですがどうでしょう。
悪役があんまり悪くなかったり、ラストを南野陽子で締めたところ(カッコいい!)なんか特にそう考えちゃう。

あと風間トオルがイケメン。無茶苦茶現代風だけど。

よくあるスリル満点の大勝負!みたいな展開は無いのだけれど、その分遊郭という舞台での哀しさや虚しさが感じられた。
(飯の話してるところは思わずのめり込んでしまった)

個人的MVPは鳥越マリが演じた銀龍。
いろんな表情の魅力を振りまいていて、とあるシーンではほんとに痺れた。
かたせ梨乃・南野陽子・斉藤慶子の三巴ではなく、そこに彼女も加えてもらいたい。
南野陽子の声が残念。風間トオルは表情や演技いいのにあの今風の髪型だけはないわ
当時のアイドルたちが脱いでいる眼福シーンの多い映画です。😀
当時のこの手のシリーズは清純派が脱皮するためのステップアップになったり、逆にちょっと売れなくなると脱いで話題をさらったり、まあ、男目線の映画です。😅
特に冒頭では今ではチャイルドポルノとして絶対公開できないと思われるシーンもあります。😅
ほんの100年くらい前までは遊郭がありましたが、今のように不倫で騒ぐくらいならお金で解決できる場所があるほうがよほど健全だと思います。
今の時代、貧困でイヤイヤ身を売る人はほぼいないと思われ、より贅沢したい、より遊びたいという人が風俗で働いているのであれば公営化して税金と病気がキチンとしている方が理にかなっていると思います。
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