ジガ・ヴェルトフが憑依したかのように衣笠貞之助が撮ったカルト的不気味映画。
作為的な狂気が強く感じられるシーンも多いけれども、粗い映像や大胆なジャンプカット等が齎す気味の悪さは後のジャパニーズホラ…
大正時代の貴重な映像で興味深かった。時代柄精神病患者への偏見がヤバい。悪夢みたいな映像表現が印象的だった。霊柩車のシーン、不気味でかなり好きだった…。精神病院つながりでドグラマグラを連想したけど、あ…
>>続きを読む深夜の精神病院。外で激しい雨が降りしきる中、女性患者は自分が舞台に出演している踊り子だと思い込み、取り憑かれたように踊り続けている。そんな中、病院で小使(雑用係)として働く老人は鉄格子の付いた病室の…
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画作りとエフェクティングの妙。
初のシュールレアリスム映画な貝殻と僧侶などにも通ずる前衛手法。
ファストカット、画角、
もろもろで情感を表現し、
台詞の無いからこそ工夫した映像表現の発達があり…
コンテンポラリーアートの映像作品を見ているみたいだった。
かなり難解なので、一見の価値はあるが見続けるのが苦痛になる人もいると思う。
1970年代に付けられたというアジアンミュージックのようなBGM…