そもそも映画にしている時点で"災害を扱った"作品"として評価します。
まぁ災害や被害に対する正しい感情がないように、正しい取材なんてのも存在しない気がして。
確かに不愉快だが、こういう不愉快な取材…
このレビューはネタバレを含みます
創り込まれた胸糞系映画よりも胸糞な作品。
確かにこういう方々がいるからこそ、後世にその時の惨状を映像で残せるんだと思う。そこは感謝しかない。
でも、あまりにも何かが違う。
勇敢をはき違えてる。無謀で…
東日本大震災から2週間後、ドキュメンタリストを名乗るおっさん4人がなんとなく野次馬根性で被災地へ乗り込み計画性なくうろうろしているうちに遺体を撮ろうと思いつき現場で制止されても執拗に食い下がって被…
>>続きを読むこれはふたつの理由で、大変にひどいドキュメンタリーだ。
ひとつめの理由としては、作り手の、呆れるほどの無神経さ。
彼らはとにかく、不愉快だ。
避難所にいる子供に、「兄弟は?」「家はどうなったの?」…
唯一「おっ」と思ったのは冒頭、後日街宣車で福島第二原発へ突っ込んで逮捕されるWとの会話を映像に収めていたところ。他には何もない。
準備不足とは言え映像やらジャーナリズムやらのプロが4人集まったなら…
未曾有の災害の記録フィルムとしても、ドキュメンタリー作家は野次馬か否かという問題提起としても、どちらの面から見ても弱く、説得力に欠け、なによりつまんねぇ。取材費を少しでも回収したいから作品化したとし…
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