A2 完全版の作品情報・感想・評価・動画配信

「A2 完全版」に投稿された感想・評価

No.3198

前作では中心人物だった荒木氏は、今作でもまだ30歳ちょっとのはずだが、同一人物かと思うほどのやつれぶりにまず驚く。

出所後もなんだか自信に満ち満ちている上祐氏とはあまりにも対照的で、不思議な感覚になった。

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松本サリン事件の被害者、河野義行さん宅での、教団幹部との押し問答シーンは、コントかと思うほどの茶番感がすごい。

河野さんに謝罪するかしないか、その場で考えだす教団側に対し、

一言一言、噛み締めるように(もちろん怒りも含みながら)、諭すように話す河野さん。

よくあんなに冷静に対応できるな。
糸

糸の感想・評価

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オウムを排斥しようと監視していた住民たちが対話を重ねる中でいつのまにか信者と仲良くなっちゃうのがよかった、結局世の中の対立のほとんどは対話不足・知識不足なだけなのではと思わせられる。ただただ分断をあおり続けることしかできないマスコミの卑劣さはこの頃からずっと変わりませんね
1回目
1のが良かった。
元トモの信者とマスコミのやりとりが見ててキツかった…
AZ

AZの感想・評価

4.5
『A』があまりにも面白かった為、『A2』を鑑賞。より面白い映画になっていた。

『A』から3年後のオウム信者の姿、信者に対する世間からの反応が映し出されている。
前回同様メデイアがいかに嘘をついているかがわかる内容になっている。

メディアで報道されている部分は、オウム真理教に対する市民や右翼の攻撃的な態度だけであろう。しかし、この映画の中では市民と仲睦まじく会話する姿が映し出されている。

事件から数年を経て、彼らがどういう存在なのかを理解し始めている人達の存在。彼らを心配し、守ろうとしているようにすら見える。世間体、教団としては肯定できないが、1人の人間として受け入れている姿。

メディアは市民との対立、「オウム=悪」という画を見せたい為、そのような姿は一切報道されることはない。

森達也と信者との関係にも明らかな変化が見て取れる。森が現れると笑顔を見せ気さくに話しかけてくる信者達。

森も以前より壁が薄くなっている為、信者達がよく使うワード、”現世”や”教義”という言葉を使い平気で危ういツッコミや冗談を言う。それを笑って受け入れる信者達のゆるさが微笑ましい。

『A2』を見るとなぜ森がここまで信者の内側に入って行けたのかが伝わってくる。裏表のない正直さ、メディア側でもオウム側でもないフラットな位置。そして、あまり表情を変えない堂々としている姿。空っぽな器のように全てを受け入れる姿が、信者達に共感や仲間意識を感じさせているのだと思う。

印象に残るシーンをあげるときりがないのだが、2点だけ。

1つは麻原彰晃の三女が出てくるシーン。
麻原彰晃の三女が英語で自己紹介する際、一番好きな自分の名前で自己紹介してと頼むと、ホーリーネーム”アーチャリー”ではなく”松本麗華”と答える。綺麗な名前だし気に入ってるからと。そのシーンは学校にいきたかったという話の流れから会話だが、終始彼女は普通の女の子として映し出されている。

自分たちを罵倒する看板が立ち並ぶ道を、何事もない様子で穏やかに談笑しながら散歩する。環境と状態との間に強いギャップがある。このシーンで強く感動してしまった。彼女らが全てを受け入れている姿がとても素敵に見えたからだろう。

もう1つは信者が大学の同級生に取材を受けるシーン。同じ部活に所属していた友達との会話。片方は信者となり、もう片方は記者となっている。立場上は対立関係。友達なので対話のような取材になっている。昔を思い出しながら感慨深い2人の表情。それぞれなぜ?と問いかけ合う。それぞれに信じるものがあり、信念を持っている。ただ、自分にとっての"善"が誰かにとっては"悪"になる。

前作『A』でも世界に対する”矛盾”について信者が語るシーンがあったが、ここでも世界の”矛盾”を強く感じさせる。夕日に照らされた2人の姿もありドラマチックなシーンとなっている。ドキュメンタリーは時に”フィクション”よりもドラマチックになる。それを痛感させるシーンだった。

『A2』全体を通して感じるのが、信者達が自分達の立場を理解し、客観的に見れているところだろう。言葉や行動からそれが強く伝わってくる。世間の態度や行為に対して理解を示している姿。

この映画をみてオウムという集団を肯定できるようになるわけでは決してないが、信者達一人一人、人間として個人としての印象や考えはガラッと変わるだろう。

偏見を持たず、是非たくさんの人に見てもらいたい作品だった。
オウムに向き合おうとせずに攻撃的な町の人とオウムと向き合おうと攻撃的な右翼とただ淡々と仕事をこなす警察。そしていつまでも社会に向き合えないオウムの残党等。オウムのプロパガンダ映画を作ってるわけじゃないと最後に意思表示をする森達也と精神を病んでしまった荒木の姿を見て心が抉られた。もちろんオウムのやったことは罪に問われなければいけないし贖いし続ければいけない。が、「現世」の社会であっても「オウム」の社会であっても正しさは人それぞれであって、共通の社会で生きている以上苦しさの中で生きなければいけないから許容し合わなければ(めんどくさいので終わります
20年経って今、荒木は何を思うのか。早くAGANAI見に行かなければ。
名古屋シネマテークのA A2 連続上映企画2日目。
A の3年後を撮った森達也のオウム真理教ドキュメンタリー。A で幹部逮捕で不在のなか窮地の教団を背負って奮闘する温厚で誠実な広報担当として見た人の共感をさらっていた荒木浩さんが本作でも撮られてるのですが、副官あるいは参謀として上祐史浩教団代表の傍らに控えて貫禄たっぷりだったりヨーガ行者然と修行してたりと、3年の苦労が人の格を上げたと言うか、あの七転八倒しつつ不器用に頑張っていた田舎出のお兄ちゃんはもう居ないのね、と少し寂しかったりする。ちなみにこの荒木氏は教団の麻原回帰派の領袖として上祐派排除に動くことに。人はいつまでも無垢な若者ては居られないって事かと少し寂しいボクである。Wikipedia情報だけどね(^_^;)
地方拠点の信者と監視排除を企てる住民との深刻な相互不審が時とともに本質的な対立はそのままに打ち解けあい 信仰さえ止めたらいつでも帰ってこい みたいな風で立ち退きのときに涙ぐむオバちゃんまで出てくるなんて、人の不思議と言うかなんと言うか。人は理解しあえなくても友達にはなれるのね、と少しホッとした。
オウムだけでなく反対運動をする右翼団体や住民、取材する者とされる者、麻原の娘と情のある交流をしつつ監視をする警官まで取材しカメラを回す森達也の取材力に脱帽なのです。みんな顔出しなんだぞ、よくカメラ回す許可もらえたなと驚きですよ。
変化するもの、変わらないものを活写し森達也の複眼的な視点が冴るドキュメンタリーの秀作と思いますが、やはり A の衝撃には一歩及ばないかとも思うのです。
前作「A」のさらに3年後、オウム真理教にまつわるドキュメンタリー映画。前作とは異なり、オウム側というよりも立ち退きを迫る住民によるデモなどを主に採り上げている。

あまり関わりのない世界なだけに興味深い内容だった。オウムの生活拠点の前で、市民団体が監視をして、それをテレビが撮影しているのだけれども、当初は罵声の飛び交う殺伐とした状況だったのが、何年が経つと毎日みんなで談笑する関係性に。オウムを辞めれば村に住むのを歓迎するという人も。当然、仲良くする事に批判的な人もおり、批判する組織の中でも意見の食い違いなども起こっている状況が伺える。

前作ほど斬新な内容では無いけれども、相変わらず社会の歪みみたいなものが見られて面白かった。
okimee

okimeeの感想・評価

3.9
運び込む物資は権限も無い住人が中身を開けさせてチェック。
プロパンガスも交換してくれない。
「ヤクザと家族」のよう。
反社か、そうだね。反社ではあるのか....!?
中サイドから見すぎてた。

..と、思いきや、和気あいあいとした住民との交流もある。

もはや宗教団体ではないのか?
しかし、残っている人たちは純粋な宗教団体のよう。

地域住民の反応は、「幸福は日々の中に」を思い出した。
身近になって、一人一人と接すると、受入れがはじまる。

黄金町はガラが悪すぎる、、、

荒木さん、、心配になる。。
U-NEXTで視聴
Aは荒木のAらしいがA2はそんな感じがあまりなかった気がする
zhenli13

zhenli13の感想・評価

3.8
高校生だった教え子が「観たいんだけどレイトショーで帰り遅くなるから一緒に行って」とのことでつきあった。

手持ちカメラの手ブレがずっと続くため俄かに胃が気持ち悪くなる。結局画面を直視できず半分目を瞑っていたが、すこぶる面白かった。
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