柔道一直線の作品情報・感想・評価

柔道一直線1970年製作の映画)

製作国:

上映時間:24分

ジャンル:

2.5

「柔道一直線」に投稿された感想・評価

mitakosama

mitakosamaの感想・評価

2.4
東映まんがまつりの1本。テレビのブローアップ版。30分の内容だし、メインは石森の海底3万マイルでだったんだろうな。
テレビの一話分でしかないから例によって映画として完成してない。

主人公の柔道家の一条直也が寝技の習得に苦労する中、よその高校のレスリングの選手が挑戦してくる。
何故だ?なぜレスラーが柔道家に挑戦するのだ?
一条は「私闘はしない」と断るが、私闘だからとかそういう問題じゃないだろ。
レスラー(名前失念)は孤児院育ちという、如何にも梶原一騎設定。孤児院のハングリーさと卑屈さが柔道に挑戦って…繋がってないよ。

このレスラーが対決を迫り一条の家の魚屋に石を投げる嫌がらせとかする。卑屈…どんな展開だ?
更にレスラーが真夜中の公園で一人特訓してるんだよ。レスリングタイツを着てドラム缶相手にゴロゴロ転がって泥まみれで胴締めとかしてる。こんなやつが実際にいたら捕まるよ。
で一条直也がそれを見て可哀想だと自分から負けるんだ。ひどいな。
そしたら高松英郎演じる師匠に怒られるんだ。そりゃそうでしょ。

で、再戦して勝つんだ。二段投げで。
前振りにあった、寝技は???寝技の特訓云々は関係ないのかいっ?!
投げた相手を空中でもう一回投げる二段投げ。壁を突き破って病院送りにしちゃう。
なんというデタラメ柔道。梶原ワールド全開だな。
しかし、このドラマの影響で柔道人気があがり講道館が感謝状送ってるんだよな。バカだなぁ。
壁を突き破る→病院のベッドのシーンは完全にコントのカット割りだよ。
なかなか秀逸なコント番組としてみるのが良いのでは。

優しいおじさん白影の、牧冬吉も審判役で出てくるぞ。
主人公・一条直也の父親は東京オリンピックの試合で外国柔道に敗れ、命を落とす。直也は師匠・車周作の下で稽古に励み、必殺技を駆使しながらライバル達と戦う。
「東映まんが祭」の中の一作品でありながら実写。一応漫画原作だけど。

柔の道に命をかけた 男の意地が火と燃える
寄るな 触るな 弾けて飛ぶさ
嗚呼… 嗚呼… 柔道一直線

世の中の柔道に対するイメージに激しく誤解を与えた作品。奇想天外、アクロバティック、意味不明な技の数々は我々に大きな衝撃を与えてくれます。柔道版「テニスの王子様」だと思って下さい。代表作は何と言っても「地獄車」。各所で二次的に使用される事が多く、ストⅡでケンも使う程。実際に試合でやったら多分指導入ります。

こういうありえない格闘マンガ(刃牙とかケンガンアシュラとか)も好きですが、実際の試合動画を見るのも好きで、柔道だと昔の野村忠弘の試合や三船久蔵の乱取りは何度も見てます。三船久蔵十段の動画はマンガ以上にマンガみたいで面白いですよ。70を超える老人に屈強な男達がポンポン投げられます。マンガだと噛ませ犬になりがちですけどね。

ポスター下部の「ひみつのアッコちゃん 涙の回転レシーブ」が気になる(笑)。