このレビューはネタバレを含みます
まず冒頭のシーケンスが非常に心地良い。ノイジーな低音の、電子音のようで自然音のサンプリングのような謎めいたループ。実験音楽のようだ。あえて無造作に切り取った風景にノイズを流す前衛的な導入から、ピクニ…
>>続きを読む野生の思考
1971年 イギリス作品
原題:Walkabout
オーストラリアの都市部
白人の14歳の少女と6歳の弟
父親に車で連れ出されブッシュへ
父親を失い残された姉弟はさまよい歩く
そ…
異文化の衝突をこんなにも生々しく描いた映画って初めて。かなりショックを受けた。
アボリジニの少年は困っている英国人のために手厚く面倒を見て、言葉まで理解しようと努力していた。それとは対照的な白人。…
展開の読めなさがすごい。
美しく残酷な大自然のショットと生々しい性的な眼差しが共存していてびっくりした。
文明社会と自然界のコントラストに揺蕩うシニカルさに現代社会を生きてる身としていたたまれない気…
大地の悠然さ、生命の輝き、アボリジニの躍動感、
オーストラリアでしか目にすることができない景色に感動させられながら、最後にはすこし胸糞わるく感じるエンディングだった。映像とストーリーのギャップに困惑…
ぶっ飛び親父から離れてイギリスの姉ちゃんと幼き弟がオーストラリアの深い未開の地へ迷いこんでウォーカバウト中のアボリジニの青年に会ったりする彷徨いロードムービー。
アボリジニの狩などの衝撃シーン。
…
近代と原始の特異点や無垢と屈折の融合・否蝕部分を何とか形容し顕そうとしている。
多岐ジャンル要素で次の展開がけっこう読めないミステリー的内容、単純にドキドキさせ『ブリキの太鼓』みたくおぞまし無く爽…