ルイジアナ物語の作品情報・感想・評価

「ルイジアナ物語」に投稿された感想・評価

sonozy

sonozyの感想・評価

3.5
ロバート・フラハティ監督作。
ルイジアナ州の広大なbayou(湿地)に両親と住む少年アレクサンダーの物語。

アレクサンダーは小さな手漕ぎボートにアライグマのJojoを乗せ(ジャケ写通りこいつが可愛い)、穏やかな湿地で魚を獲ったり、猟に出たりしている。

父親が油田掘削の許可書にサインし、しばらくすると大きなやぐら(デリック)の掘削リグで採掘業者の作業が始める。
興味津々のアレクサンダーは現場に顔を出し、作業員と仲良くなる。

ある日、現場でトラブルが発生し、死傷者など出なかったものの掘削は中止となってしまう・・・

ドキュメンタリーではないですが、静かな湿地と油田掘削というギャップと、職業俳優でない出演者によるドキュメンタリー的な味わいが楽しめました。
(スタンダードオイル社から資金提供を受け、石油事業のPR的なスタートだったようです)

アレクサンダーはいつも魔除け的に腰に塩を詰めた小袋と、シャツの内側にカエルを入れているのが面白いのと、ワニとの激しいロープの引き合いなどスリリングなシーンも。
ドリルパイプを繋ぎながら地下深く下ろしていく迫力の掘削作業も見どころ。

BAFTA(英国アカデミー賞): Bestドキュメンタリーフィルム
ヴェネチア国際映画祭: International Award
National Board of Review(米国映画批評会議): Top 10 Films
National Film Registry(アメリカ国立フィルム登録簿)
277 2019/8/16 アップリンク吉祥寺
ワニもいる自然豊かな地で石油採掘が始まる。
街から離れた一軒家で暮らす家族と、動物たち、作業員たちとののどかな触れ合いが温かく描かれた素敵な作品、と思いきや、石油会社のPRとして作られたそうな。
リアルラスカルが可愛すぎて、石油会社には好感しかない。
山内

山内の感想・評価

4.8
大地を強姦しているかのような石油掘削機に少年がどうしようもなく憧れを抱いてしまうのは必然。 あれほどの男根力は他では見られない。
機械の艶かしさ。文明も自然も同じように描く。塩と唾で石油はは出る。鰐の罠と変わらない。水面の黒さは石油みたい。
画面の豊かさがとてつもない。
序盤にある、少年がカヌーを漕ぐ様子をロングで捉えたシークエンスショットが今まで見たモノクロ映画で最も美しかったかもしれん。
映画館で見て良かった。
ロバート・J・フラハティ監督作品。
ルイジアナの湿地帯での、少年である主人公の自然に囲まれた生活と、その湿地帯での油田開発の様を、ストーリーを加えて描いた作品。

ストーリーがあるけど、ドキュメンタリーみたいに湿地帯の自然や油田開発の様を見せる。湿地での水面が主役。大きい船が現れた時のさざ波等、水面がいろんな表情を見せる。
少年とワニとの闘いも見所。ワニ革まるごとのでかさ。
油田掘削機のスチームの凄さ、巻き付いたチェーンの荒ぶりよう。でもやっぱり大変な現場で働いている人たちの真剣な表情とてきぱきした作業に畏敬の念を覚える。

少年の相棒としてアライグマが登場。木に登ったり、舟から水面に降りて舟を泳いで引っ張ったりととても可愛い。アライグマってあんな鳴き声なのか。しかも名前がジョジョ!
冒頭の湿気帯のシーンが空気が伝わってくるようなドキュメンタリータッチなのはやはりフラハティ。
幼い少年が猟銃を買い与えられて日常的に持ち歩く様子は、銃社会アメリカの歴史と根深い文化を思わせる。
Tyga

Tygaの感想・評価

3.9
アライグマと少年が超かわいい。

荒々しい機械に暴れ回る鎖、モーターボートのせいで船が転覆しかけるところとか「あー、文明社会の危険さを描いているのか……」としたり顔してしまいそうになるが、結局後半に石油も出てくるし、ジョジョとは再会するし多分「文明も自然も大事にしようよ」ってことなんだと思う。(いや、そもそも作り手の意図を受け取ろうとすること自体、映画の見方がさもしいのでは)
個人的にはあんな感じで噴出されると石油感がいまいち伝わらなかった。なんかちょっと楽しそう。

何より石油かどうかを舐めて確認するところにビックリした。
ひでG

ひでGの感想・評価

3.6
「モアナ」と二本立て。
早稲田松竹のフラハティ特集。

「モアナ」でも書いたが、こーゆー映画史的な特集を組める劇場って、ほんの僅かだよね。大切にしたいといけない映画館の一つ。

ロビーや客席の感じも味わいがあって、学生街で愛されてきたんだなってことが伝わるな。大好きな映画館の一つ。


さて、フラハティ監督作。これはドキュメンタリータッチの劇映画らしいのだが、
「モアナ」同様大きなことは起きない。

石油会社のPR映像だったということ、テーマはともかく、石油採掘で働いている人たちがかっこよく描かれる。

この映像作の最大の見所は、沼のワニとここに住む少年アレキサンダーとの闘いの場面だ。

ワニ、少年、ワニ、少年、ワニ、可愛いアライグマ、少年、少年を探す父、ワニ、、、
と短いショットを繋げて、シーンをスリリングに見せる技法。

獰猛な動物つながりで、「ジョーズ」を想起させられた。
スピルバーグも影響されていたのかもしれない。

これも、見ていて、面白い!とうなる作品ではないけど、いろんな意味で、興味深かった。

これも点数は暫定的
ぽめ

ぽめの感想・評価

-
指揮がまさかのユージン・オーマンディで、テンションぶちあげ。
takandro

takandroの感想・評価

4.0
沼地をボートで漕ぐ少年。あまりにも最初から神々しく撮るものだからビックリした。少年が存在しないかのような雰囲気まで出ていた。アライグマ?可愛すぎるね。
EDEN

EDENの感想・評価

2.7

このレビューはネタバレを含みます

08/21/2019

授業でNorth of the Nonnook を観て、「うわなんだこのつまらないのは、、、」ってなったのに、これが同じ監督の作品のことを、まさかの上映5分前に知るという。。。。確かに、水の揺らぐ様子の美しさや完璧な割合でボートと湖が画面に映るところなど、好きな部分もあったけれど、完全にひきこまれず。。。それだけが原因ではないと思うけれど、寝てしまった。。。寝たのにスコアつけるなんてどうかと思ったけど、一応つけた。。
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