窓から飛び出せの作品情報・感想・評価

「窓から飛び出せ」に投稿された感想・評価

私の住む隣の市で、「宝塚映画祭」という、こじんまりとした映画祭をやってて、そこで上映された作品。ちょっと知った方がトークするということで行きました。

轟夕起子といっても知ってる人は少ないと思います(私も知らなかった)が、その方の生誕100年ということで何作か上映されました。東京ではラピュタ阿佐ヶ谷で特集があったとか?戦前に宝塚歌劇の娘役から日活に引き抜かれた方で、デビュー当時の写真も展示されてましたが、確かに美少女っぷり!この映画では30代で、すでに、おばちゃん感が強い^^;

映画は、1950年頃の何処の田舎が舞台。庭でウサギやニワトリをたくさん飼ってて、あれ、これクストリッツァか?ってちょっと思ったり^_^ どこかユーモアがあり、のどかで他愛のない話で、真面目なんだかそうでないのかよくわからないとこなど少しですが似てなくもない?

轟夕起子は宝塚出身なので、これみよがしに何度も歌い出すし、学生服の小林桂樹は笑わせてくれるし、足が不自由な子のクララみたいな感動話とか、、随分、自由でとっ散らかった映画だなぁと思いました。でも楽しいです。

50年代以前の日本映画というと、黒澤や小津、木下など、所謂巨匠の映画ぐらいしか観てないのですが、映画が最大の娯楽だった時代には、まだまだ知らない面白い映画がたくさんありそうです。掘り起こしてみたいなぁ〜^_^
これもスーパーウルトラ傑作。島耕二は鈴木清順、岡本喜八、中平康よりも少し早い時代のモダン派だと強く感じた。内容は正直子供向け映画なんだけど、そのための演出すべてが今となっては前衛的に感じる。ネタとして描かれる新興宗教にハマり込む隣人の未亡人母さんも、若干強引な気はするが最後はハッピーになれて素晴らしい。小林桂樹はやっぱりコメディ向きの俳優だし、轟夕起子は全力でキチガイを演じると本当におもろい。
田舎でたくさん動物を飼って楽しく暮らす家族と、対照的なその隣人を描いた心温まる作品。みちおちゃんが歩こうと頑張るシーンで涙腺崩壊してしまい、自分でもビックリした。

舞台となる家は、主演の大日方さんの家をそのまま使ったということだけど、ピタゴラスイッチみたいな、あのすてきな郵便受けは実在するんだろうか。

「玉石混淆⁈ 秘宝発掘! 新東宝のもっとディープな世界」
@シネマヴェーラ渋谷
tokio

tokioの感想・評価

4.1
Rec.
❶17.10.21,シネマヴェーラ渋谷/新東宝のもっとディープな世界,香川京子さんトーク付き上映
啓蒙映画。冒頭に農林省、ユネスコ、ポピュラーサイエンス日本支社のクレジットあり。当時の世情と照らし合わせて観たい