戦後日本を描くステロタイプな上級庶民劇またはメロドラマ。戦争を背負う男と女、商社の貿易ビジネスという物語に、母親と離れて暮らす子供、焼跡、浮浪児も登場させ戦後生活の典型を加えていく。
明るく翳りや…
☆昨日に続いて、三浦光雄特集に参戦(特集最終日最後が本作でした!)。
☆オープニングのスタッフクレジット、堂々たるもので、監督五所平之助撮影三浦光雄と二枚看板のクレジット!
☆瀧花母さん、二日続けて…
「コンコンチキ、懇々たる、知己だ。」
貿易会社の営業マン同士のメロドラマで、冒頭から高峰秀子が英語を喋っているが、かなり流暢で驚く。
突然、空を見上げて「ビルマの空にそっくりだ」と呟く池部良など、…
東京っ子池部良を堪能する一本。よれたスーツと着物。コンコンチキ。学生さながらな隅田川レガッタ。モク拾いとの邂逅。丸のどぜうの骨をひゅっと抜く。「よせやい」。
語学堪能なキャリアウーマン・高峰秀子だ…
商社勤めで英語に堪能なキャリアウーマンの役はデコちゃんにぴったり。お人好しのお坊ちゃん池部良とお似合いのカップルで好感が持てた。
終戦から7年。都心でもまだ瓦礫が残っていたり、浮浪児やスラム街など…
洋風デコちゃん定食、ごちそうさまでした。
どぜう屋の雰囲気よかったなあ。
(カラー版で鑑賞)
✏️...MEMO
みどりの風にかがやき光る五月の朝
おともなく訪れた恋のよろこびと哀しみが波紋のよう…
配信に無いとすぐ買う悪癖により。
資料として50,60年代の銀座の街並みの映像をここ1ヶ月くらい探していて、その一環。最近成瀬作品を浴びるように観ていたのもそれ。
冒頭だけしか銀座映ってなかった…
半年間フランスに留学していた高峰秀子の復帰作ということで外国語も達者なキャリアウーマン役、でもそんな彼女の知的さを醸し出しつつキュートな魅力もしっかりと引き出して理想的なアイドル映画に仕上げてしまう…
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