妻三人 狂乱の夜の作品情報・感想・評価

妻三人 狂乱の夜1972年製作の映画)

製作国:

上映時間:70分

3.7

「妻三人 狂乱の夜」に投稿された感想・評価

高級住宅地に居住している医学博士の旦那(甲斐康二)が、自分の妾(二条朱実)を後妻として受け容れるのだが、その後妻と長男(小松鉄男)が秘密裏に関係しているのを女中(原英美)に知らされたことを受けて、長男の嫁(田中真理)を巻き込んでの愛憎劇が始まってしまう。上流階級の家庭における、醜悪な腹の探り合いを綴っている、喜劇路線のロマンポルノ。

屋敷内で起こっていることを知り尽くしている女中に対して、戦々恐々とする住人たちをサスペンス・コメディ調に描いている。ワインを飲んで、ぼーっとするだけの日常生活に、金と権力に泳がされた女たちの肉欲と嫉妬が交錯するという物語。

タイトルにある「妻三人」とは、旦那の新妻(二条朱実)、屋敷に仕える女中(原英美)、長男の嫁(田中真理)のこと。この中では、女中役の原英美の怪演が冴え渡っている。住人から憎まれ口を叩かれようとも、「私は私ですから」と我を貫き通す。この気持ち悪さと居心地の悪さが、最高の映画体験をもたらしてくる。

登場人物が人殺しの計画を独り言で喋り、分かりやすくフラグを立てていくのがちょっとマヌケ。クライマックスのトンデモ展開はもう笑うしかない。しかしながら、ブラックユーモアを主軸にしたロマンポルノとしては、単純に楽しむことが可能。
〈小沼勝 わが映画人生〉

女性主観を重んじる小沼作品の真骨頂!しかし女が死ぬ!
tjr

tjrの感想・評価

3.6
2015/11/14@ シネマヴェーラ

仰々しいタイトルとは裏腹に、かなり笑える軽い内容。
原英美があの有名曲に乗って踊り狂うシーンなどは、あまりの脈絡の無さに言葉を失う。
「そんなとこでやるんか」といったシーンが多かったような。
小沼勝のコメディセンスが光る。
序盤が素晴らしく面白いけど、中盤から失速してしまった。
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.5
ブラックユーモアで面白いけど酒に毒入れるの理屈に合わなくないか?
皆なで仲良くやればいいっての賛成だけど下っ端が言うからそうならない