本作は、セットを組まず、実際の警察署で撮影、ドキュメンタリーと劇映画を組み合わせた作りは、現在でも新鮮だ。丹波のデビュー作だが、このときからギラギラ演技を見せてくれる。本作の35ミリプリントはないの…
>>続きを読む前半は新宿で起きた殺人事件を捜査する警察の行動を克明に描いている。
現場周辺の物的証拠を探したり聞き込みによる確かな情報を得ながら犯人像を徐々に浮かび上がらせていく。
後半は警察が犯人を特定して探し…
丹波哲郎のデビュー主演作。(山形勲の代役だったらしい。)
セミ・ドキュメンタリー形式のサスペンス。(たぶんゲリラ撮影も含む)ロケーション撮影を多用しており、当時の東京の風景が興味深い。 逃げる容疑…
丹波哲郎星誕100年祭@池袋新文芸坐
丹波哲郎以外にわかった役者は小林昭二(仮面ライダー、ノリダーのおやっさん)のみ
前半全く出てこない丹波が中盤に登場、殺人がバレた後半はひたすら逃げる
戦後…
丹波哲郎生誕100年の記念すべき年に、彼の映画デビュー作が上映となったら観ないわけにはいかない。しかも監督のうち片方は鈴木英夫。
オープニングだと「丹波哲郎」 表記だけど、エンディングだと本名の「…
クレジットは“構成”となっているものの長谷川公之らしい序盤のナレーション付き地味捜査シークエンス大好物。もちろん警視庁と科捜研のお墨付き。ござの上で車座に座って話し合う刑事たちの絵面渋すぎる。それに…
>>続きを読む視点がころころ変わるのが面白かった。
始まりは3人称視点でナレーションが入るが
警察の視点になったり犯人の視点になったり。
チンピラが捕まるのが新橋か有楽町あたりだと
思うけど、野次馬の量が尋常じゃ…
立ち上がるだか扉を出るだかのアクションを繋ぐように丹波哲郎が前髪をふわっとなびかせる動作が死ぬほどかっこいい。そのかっこよさが下水道に塗れつつも失われない気品高さ。
個人的に華々しい都会の対称に汚…
めちゃくちゃ良かった!『裸の町』に倣ってセミ・ドキュメンタリー調で作られているのだが、構図がいちいち良い。素人起用も相まって、ブレッソン『抵抗』『スリ』よりも早くそれらっぽいし、下水道のシークエンス…
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