アリーチェ・ロルヴァケル監督はデビュー作から素晴らしかった。
スイスから10年ぶりに母親リタの故郷、イタリア・カラブリアに、母と姉とやってきた13歳の少女マルタの物語。
形骸化し本来の意味を失っ…
子供の清らかな目を通して社会の粗を映し出すとか、そういうよくあるテーマは割とどうでもいいのだが、主役の彼女はべつに特権化されることもない。体の変化はシワ寄せでもなく、大人など関係なしにどうしようもな…
>>続きを読むこれは正直、デビュー作あるあるな、寄り+手持ちの連発とダラダラ感であまりノレず、なんかよう分からん感じもあるが、丸切り『サタンタンゴ』なショットやエンディングやら、色々と印象に残るシーンがこの監督の…
>>続きを読むロングショットが綺麗、は確かにそう。ただクロースアップの連続は疲れるし意味あるのかこれ。肩越しショットの切り取り方はちょっと良い。
演芸と資本主義に呑み込まれた形ばかりの宗教、これは非常にどうでも…
車の天井に括られて丘を降りるキリスト像をなぜか空撮しない、その後で崖から落ちたのを真上から撮っていて経済的でいい。無垢な子どもの視点で共同体を解体するのは初期のエリセを連想したし、少女と司祭が海辺の…
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