真実一路の作品情報・感想・評価

「真実一路」に投稿された感想・評価

よくある松竹文芸映画の域を出ていない。
縁談が断られたことを話すシーン、山村聡を忙しなく移動させるのが野暮ったい。
須賀不二男に別れを告げられた淡島千景が狂乱するシーンは、傾かせたカメラはこれ見よがしでイヤらしいけれど変なスピード感が出ていてちょっと面白い。
Xxxzzy

Xxxzzyの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

川島によるメロドラマ?母もの?父もの?素晴らしかったですね。最後の淡島千景のスーパーインポーズは笑ってしまうが。父ものとして母ものとして泣かせながらも真っ直ぐ物語を進めさせない、泣ききらせないあたりが川島的か。しんぼうの同級生で軍人の息子が「歴史は地球に傷をつけること」という台詞があけすけな戦争批判となっておりなかなか凄い。
原作が有名な山本有三の『真実一路』を、川島雄三が監督、出演は山村聰、淡島千景、桂木洋子、佐田啓二、多々良純など。個人的には桂木洋子が綺麗だった!

この原作小説は中学生の頃に課題図書として読んだが、まったく忘れていた。
それにしても、中学生にこんなにもドロドロ世界で、この子の親はアレとアレ、こちらの子供の親はアレとコレ、といった内容で、人間関係も込み入った複雑な家庭事情について書かれた小説を課題図書としている中学校が今もあるのだろうか(笑)

山村聰は喘息持ちの父親で一徹なる意志の持ち主、淡島千景は山村聰と愛の無い結婚をして自由奔放な感じを与える女性そしてある子供の母親、桂木洋子は可憐で可愛いので登場する度に映像が華やかになる(感じがする)のだが特殊家庭事情で縁談ポシャったりするが基本的に明るい確りした女性、佐田啓二は学校の先生役だが「この学校の先生は佐田啓二しか居ないのか?」と突っ込みを入れたくなるほど一人で教師をしている(笑)
(※注…小生、佐田啓二ファンというわけではないのだが、どうも観る映画に、何故か彼が良く出て来る。まぁ、昔の日本映画が大好きだから…)

物語は、複雑で込み入っているので割愛。

川島雄三監督は、淡島千景の男が出て行ってしまう場面で「斜めの構図」で描いたところが印象的。
また、長回しが多い。

淡島千景の「女は、母親になることは何でもないことだが、母親でいることは難しい」というセリフは、演じた女の立ち位置を良く表している名言だと思った。

<映倫No.1271>
内容は 、私にはちと 重い感じだが、名作です。兎に角 ヒロインの 弟君の 「小学校」クラス担任の矢津先生が 超絶イケメンなのがポイント高い❤❤
初)原作未読。松竹での川島監督作品。いかにも松竹らしいなぁと感じさせる。途中むつ子(淡路サン)弟が真実一路の意味を説くシーンがありその意味を知る事ができる。その上でむつ子がとる行動(母親として生きたいのか女として生きたいのか?)の真実一路がブレてワガママに見えてしょうがなかった…最後は真実一路をやり通し亡くなる。そのお骨を持って歩くむつ子弟とむつ子娘のむつ子に対する寛容なセリフは納得させられたが、ちょっと甘くないかなぁ~と思う…助長ではあるが名作であることは間違いないと思わせる。
兎に角言えるのは、矢津先生超~イケメン過ぎだと言う事。以上(笑)