Unbalance -アンバランス-の作品情報・感想・評価

Unbalance -アンバランス-2010年製作の映画)

MARIEKE, MARIEKE

製作国:

上映時間:85分

ジャンル:

2.7

「Unbalance -アンバランス-」に投稿された感想・評価

うの

うのの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「あなたは 父を感じさせる人」
「彼は死んだ」
「私は生きてる」

 幼い頃に与えられきれなかった父性の延長を年の離れた男たちとの接触に求めるマリケ。決して本当に求めるそれにたどり着けない欲求は複数の男たちとの関係という歪んだ現実を彼女に与える。
 父をたどった先で出会った父ののこした物たち。父の友人と共に開いたその鞄の中には自分の知らなかった真実があった。己が幼い頃に出て言ったきりだと聞かされていた父親の真実。永遠のラビリンス、存在すると思っていた出口は閉ざされていた。ぐるぐる、ぐるぐると巡り続ける心。
 天使たちの手で作り出される甘いチョコレート菓子、その手で触れる皺の寄った男たちの肌。母と向かい合って歌を口ずさみながら過ごした幼少の浴室、ぷかぷか、ぷかぷかと浮かぶプール。


・切ない静けさ
・チョコレートをコーヒーと食べたい

「写真は趣味じゃない ないと死ぬの」

「母は愛が足りないの」 
「いや 愛しすぎたんだ」

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ああ マリーク 愛しき君と共に
ブルッヘとヘントの塔の狭間に暮らした

ああ マリーク 懐かしき夫よ
ブルッヘとヘントの塔の狭間に暮らした

二人の愛は冷め風が無言でそよぐ
散りゆく愛に 海が涙を流し
終わった愛に 光が闇で苦しむ
我がフランダースの地を砂が吹き荒れる

ああ マリーク フランダースの空が
ブルッヘとヘントの塔の狭間にそよぐ

二人の愛は冷め風が終わりを告げる
散りゆく愛に 海が涙を流し
終わった愛に 光が終焉を悟る
我がフランダースの地を砂が吹き荒れる

ああ マリーク フランダースの空よ
ブルッヘとヘントで泣いておくれ
てぃだ

てぃだの感想・評価

2.8
「欠陥って好き」なんてさらりと言えちゃう女性はほんとステキだと思う
諒

諒の感想・評価

3.3
幼い頃に父親を亡くしたマリケ。
その影響もあり、年の離れた男性にしか魅力を感じず、年の離れた男性達と関係を持つ。
関係を持つ中で、相手の体を写真に収める。
やがて、父の事を知る老人と出会い、幼い頃に暮らしていた家に行く。
そして彼女は思い出すのだった。

映像は綺麗なのだけど、ストーリーが物足りなさを感じた。
もう少し掘り下げてほしかったなぁ。
古池

古池の感想・評価

3.8
きれいな映像。静けさと苛立ち。
踊るシーンとかも素敵。
性も描かれているけれど、歪んだ願望とか、父親を求めている、とか…
そうなのかもしれないけれど、ストーリーとしては、死を受け入れる過程、家族の再生の物語?

後半、もう少し説明してくれたほうが、(私にとっては)親切ではあるけれど、もやっとした、説明し過ぎない所も魅力なのかもしれません。
雰囲気が、けっこう好きです。

「死を意識し始めると 人は瞬間を生きるの」「欠陥って好き」
以前鑑賞した『アブノーマル』は本作『アンバランス』とまるで姉妹作品のような映画だなあというのが第一印象。両作品とも主人公が父親の愛情に飢えているわけだが『アブノーマル』での父親は存命、しかし『アンバランス』はその逆で…という風に対を成しているのも面白い。正直なところ二作品とも人にすすめられるような作品ではないのだが、ヨーロッパの雰囲気を楽しむのはもってこいの作品だと思う。作風や主人公の容姿、ボカシの多さなども共通点のひとつと言ってもいいだろう。
ic

icの感想・評価

3.4
なんだか観た後心が寂しくなった。とてもとても繊細に感じた。
父親ほど歳の離れた男との情事…

むーーーー
公式でこんなこと書いちゃエロ目当てで観る人が殆どなんじゃないの!?そういうところで損してる映画だなーっと!(そういう私は好奇心でwww)

全然エロくありません!

むしろヒューマン寄りなんです☆

幼い頃に父を亡くし、それ以降、母ともギクシャク。「寂しい」が言えないまま大人になって、彼女はただ心の拠り所が欲しかっただけなんです。タイトルのアンバランスは彼女の心がアンバランスってことなんですねい!

EDにはジャック・ブレルのMariekeが流れて!あー!原題「MARIEKE, MARIEKE」なんだと気づく。主人公の女の子の名前もマリークだ-!