『ヴィオレット・ノジエール』が鏡の映画ならこちらは扉の映画といった趣で、性行為を見る/見られる関係の逆転が扉の開閉に収斂していく。
他のシャブロルと比べてカメラワークが桁違いにゴージャスで良かった…
とても良い!
ずっと眠そうですべてがめんどくさそうなマリー・トランティニャン。これこそ「アンニュイ」的魅力の極地であろう。
映画は魅力的な主人公が想像できればそれだけで「観れる」のだというね。
…
本作の主人公・ベティを演じるマリー・トランティニャンの完全に憑依した一挙手一投足、佇まいが素晴らしい。
(クロード・シャブロル曰く「彼女はベティを演じたのではない。ベティになったのだ。」)
自由に…
酒を浴びるように飲み、自ら破滅に向かっていく冒頭のベティの姿から惹きつけられ、彼女の語りとともにどのような過去があったのかが明らかになっていく。物語全編にわたりシャブロル流の時系列シャッフルが行われ…
>>続きを読むすべてを壊さずにはいられない、底なしの孤独。
雨の夜に拾われた女が魅せる、美しくも冷ややかな自滅の美学。
ミステリーの巨匠ジョルジュ・シムノンの小説を、クロード・シャブロル監督が冷徹な美学で映画化し…
めちゃくちゃカッコいい映画。
その人間の機微を逃さまいとするような鋭いカメラの向け方と、隙のない照明。カメラマン天才。
彼女が家を出た瞬間に向かって、進んでいく2つの時間軸の語りも好き。
トラウマを…