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モスクワ・エレジー
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目次

『モスクワ・エレジー』に投稿された感想・評価

3.8
タルコフスキー愛に突き動かされたソクーロフでも特に衝動性の強い一本。彼の人生を巡るうえで残された作品よりもタルコフスキーという「存在」にフォーカスする語りは、その生前の姿に人間性/死相を見出し、字幕付きでナレーショー(ソクーロフ本人?)が入る白黒フィルムに突如挿入されるノスタルジア、サクリファイスの色彩美に気が遠くなる。
菩薩
4.3
ソクーロフの、ソクーロフによる、ソクーロフなりのタルコフスキーに対する感謝状、そしてラブレター。タルコフスキー無くして『孤独な声』は無く、タルコフスキー無くして私はいなかったと、まるで実の父を弔うかの如くタルコフスキーの人生に哀悼と敬意を持って寄り添う。『僕の村は戦場だった』、『鏡』、『ノスタルジア』と言ったタルコフスキー自身の作品の引用や、『サクリファイス』のメイキングにドキュメンタリー、インタビュー映像、タルコフスキー自身が若き日に出演した作品の断片、その他彼のバイオグラフィーを示す映像に、ブレジネフ書記長死去を報せる公式報道、タルコフスキー自身の死を伝えるフランスのニュース映像などが混ざり合い、タルコフスキーの死そのものをソ連の崩壊に結びつけるかの様に、誰よりも孤高で、また孤独であった偉大な芸術家に対しての献辞が捧げられる。最後は自らをタルコフスキーに重ね合わせるべく『鏡』のラストショットを引用し、父の詩を朗読するタルコフスキーの声を重ねる。タルコフスキーよ永遠なれ、願わくば我と共に、そんなソクーロフの心の声が聴こえてくるような作品であり、ソクーロフの溢れ出る思いを感じられる感動的な作品でもある。
4.3
ソ連の重要文化遺産級タルコフスキー。親愛なる巨匠へ愛を込めたトリビュート作品🙏🙏経済的な理由でソ連では制作を継続するのが難しいと判断した彼は西側への亡命を決意するが、反政府をとなえたわけではなく最後まで"ロシアの映画監督"であり続けたのだ。若い頃のタルコフスキー、死に際のタルコフスキー。動く彼を見るのは初めてでしたが超貴重な体験でした。サクリファイスも絶対見なきゃ!!

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