「取り違え」という題材を通して描かれる、価値観の違う他人(血縁者含む)間のコミュニケーションの難しさ。
他の方も言われているように、実にエグく、身を切りつけられるようでした。
男って。女って。父親…
2013.10.3
是枝作品はちょいと苦手なものもあるんだけど、これは今年観た邦画で一番心に残りました。ひとつひとつの描写が極両端な家庭環境(主に育ちとゼニ)と、その中の親としての資質みたいなものを…
いや、やっぱり是枝の日常描写はえげつない。だれも知らないしかり、今作も実際の事件にインスパイアされた映画なのですが、それに圧倒的リアリティを肉付けしているのは俳優たちの技能、とくに子供たちの演技(と…
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2013年10月1日、劇場にて。主人公野々宮良多(福山雅治)は6年間育てた自分の子供が取り違えられた他人の子供だと知る。育てた時間か、血の繋がりか。究極の選択を迫られるふたつの家族。
父親の偶像。自…
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とても上品で好き。めんどくさいテーマだけどメソメソ、ジメジメしてなくて気持ちがスーッとした観後感。このバランスは作るの難しそう。子供はもれなくかわいいし二組の夫婦のコントラストもちょっとステレオタイ…
>>続きを読む(C)2013「そして父になる」製作委員会