ケリーライカートを追っかけて視聴
始まりから終わりまで迷子映画
先の見えへん旅はキツイよなあ
信じられるものがない以上自分が同じ立場でも
ミシェルウィリアムズと同じように
インディアンを信じてたと思…
まず、全編を通してショットの構図と光彩の妙が卓越しており、画面そのものが視覚的陶酔を誘う。ケリー・ライカート作品にしばしば登場する動物のモチーフは、本作でも効果的に配置され、荒涼とした情景に一抹の慰…
>>続きを読む前作となる『ウェンディ&ルーシー』(2008年)が、現代を舞台としたリアリズム的な語りだったとするなら、この『ミークス・カットオフ』(2010年)は、時代劇(西部劇)としての寓話的な語りとなっており…
>>続きを読む悶絶大傑作
理論派の徹底されたリズムで映画を構築するその圧倒的な知性は圧巻
ラストショットの木の小枝の枠から見える誘導者は恐ろしい
西部劇というジャンル映画の中でホラー映画的なことをしている試みがま…
この映画に限らないが、ケリーライカートの映画を観るたびたまらなく寂しさを感じる
それは映画全体に漂う空気もさることながら、スクリーンに映る彼らと共に時間を過ごすことで自分自身の寂しさにもいつの間にか…
冒頭の川の一連のシーンが印象的で素晴らしく、川の深みに使って進み豊富な水を汲むシーンが、その後の延々と水を求めて彷徨う展開を際立たせる。西部劇的な記号(疾走する馬、腰に銃を下げたガンマン、町の酒場、…
>>続きを読む西部の荒野を人の住める水場まで移動する三つの家族は長旅に苛立ち疲弊する。彼らを先導するのは自信満々に道に迷ってそうな胡散臭い案内人ミーク。そして途中で彼らに捕まる先住民の男。先住民をすぐ殺そうとする…
>>続きを読む西部劇の再構築。タイトルのミークから視点でもなく、先住民族からの視点でもない。エミリー・テスローからの視点で描かれるが、一行は路頭に迷い、命を繋ぐ水も減っていく。フェミニズム的な文脈はあるだろうが露…
>>続きを読む