ヘヴィメタル・イン・ザ・カントリーの作品情報・感想・評価

ヘヴィメタル・イン・ザ・カントリー2005年製作の映画)

HEAVY METAL AUF DEM LANDE

製作国:

上映時間:74分

3.1

「ヘヴィメタル・イン・ザ・カントリー」に投稿された感想・評価

インディ系メタルレーベル世界一である"Nuclear Blast"
ドイツの片田舎の街ドンツドルフで第二の企業に成長した超ローカル企業。

牧歌的な風景と生活の中にデスメタルが静かに喧しく溶け込む様は、なんともシュール。
若い時は、ジョン・テイラーかパティ・スミスかという元イケメン社長は元はハードコア上がり。
今ではポルシェで狭い街を東奔西走しリラックスにはヨガと意識高い系。
それでも正装は自社製品のメタルプリントの上下スウェット、程良く皮下脂肪をまとった体型で、それなりのオヤジ感が全くマネーの虎を感じさせない、郊外のコンビニに軽で乗り付けてエロ本でも立ち読みしてそうな風貌だ。

本作では、メタルが根付いたこの街で暮らす市井の人々にもスポットを当てている。
家業のニッター業に就いた若ハゲのお兄ちゃんが、スカル柄ダブルジャガードの編み地を確認している姿がなんとも微笑ましい。
また、お母さんがサンプルルームにあるミセス用商品を見せてくれるのだが、サイズ感・色合い・デザイン・柄、万国共通のなんともな出来映えも微笑ましい。
ニット自動編み機と言えば、日本の島精機製作所と、ドイツのストール社製が世界のトップ2で有名。

会社の倉庫で全く興味のないであろうメタルグッズのパッキング及びデリバリー業務に対応するオバちゃん達と取り止めのないその身の上話。
野菜を出荷する農家を見てるかのようで和む。

メタルファンには物足りない内容だろうが、お仕事映画、地域文化ドキュメントとしてはすこぶる面白い。

ネットを通じて世界津々浦々の需要を掬う事が出来る時代。
時代に取り残されたくなきゃ出来そうなことから手始めにチャレンジしなければ、と静かに拳を握ってみた。

自分が一番好きな事は仕事にしない方が良いと言う。
選ばれし者の恍惚と不安。
キーは鈍重?

のったりと草を食む牛の牧歌的な風景と、烈しいビートに合わせ、ちぎれんばかりに頭を振り回す若者の図。いかにも対照的なようでいて、意外とチューニングが合うものですね。

ドンツドルフという、なじみの薄いこのドイツ南部の小さな村では、こうした光景が珍しくないのだそうです。なにしろ、村で二番目に大きな企業が、メタル専門レーベルなのですから!近隣のパート主婦が話を弾ませながらオドロオドロしいグッズの梱包もすれば、牧師さんの審判をもクリアしてしまうこの会社。反社会・反道徳的な音楽であったはずのメタルが、きちんとしたビジネスに展開し、不思議と社会に溶けこんでいる様がなんともシュールで可笑しいのです。

「メタルは田舎の音楽さ」と、旧知の友人たちとの親交を温め、強いて都会に出ようとはしないこの村の若者。そこにはしっかりとした共同体意識のようなものが根付いていて、内向的な爆発を、のどかなこの土地でうまく処理している印象を受けました。
maple

mapleの感想・評価

2.7
ドイツの老舗メタル・インディ・レーベル『ニュークリア・ブラスト』を中心にしたドキュメンタリー映画。

これって映画なんでしょうか??( ⌯᷄௰⌯᷅ )
メタル好きなのでいいんですが、普通のTV番組と変わらないような…(;´∀`)

ドクロを包装しながら、娘の性教育について話すマダム。
2階でドラムをブラストビートで叩いてるのに1階でアイロン掛けるママ。
リビングでメタルバンドのライブDVDを見る幼児。
本気でエアギターをしアンガス・ヤングについて熱く語る14歳。

なかなか個性的な面々が登場して、メタル愛を語ってくれる。

ただストーリーに抑揚がないので興味の無い人には辛いっすよねぇ(๑´• ₃ •̀๑)