異形極まる傑作。
「他者の演技」を通す中で自己と他者の境界が曖昧になっていくという物語、即ち心と身体の相互作用、身体性についての映画である本作が『キネッタ』と共に日本で初上映されたことには運命めい…
遺族のために生前の故人を演じる謎のグループ「アルプス」。
メンバーの動機は承認欲求と思われるが、「そうはならんやろ」というレベルまで暴走させることで人間のキモさを強調するのが安心安全のヨルゴス・ラン…
アイディアそのものはまさに今に通じるランティモス。"演技"してる時の棒読み感もまさにそれ。
その反面、思ったよりこの頃はインディーズ感が強いんだなと思った。
自分が自分でいることで得られない愛情。…
新体操、ダンス、スポーツ、家庭、病院、そして演じること、身体に近いところにある個人の尊厳が簡単に他者の手に渡る場所 身体の美しさ、リズム感、運動神経、紐づけられる能力全てが暴力的に測られる
通底す…
アッテンバーグよりは「?」が減った。
故人を代行して喪失感を癒すという設定からして、起こってはいけない何かが起こりそう、実際起こるんだけど。
ランティモス監督の一貫したテーマは、支配されていく、従属…
ランティモスオールナイト3作目。
だいぶ疲れてしまって起きて観ていたけど記憶が断片的なのだ。すごく面白かった認識だけある。人が狂っていくようすって見ていておもしろい。他人事ってわけじゃなくて、これが…