このレビューはネタバレを含みます
自分の存在理由・居場所とそれに対する依存みたいな話だった。
ご遺族のために故人を演じる4人からなる組織"アルプス"。そのメンバーの1人の主人公が、看護師として働いてるときに、交通事故にあって亡くな…
ヨルゴス・ランティモス特集にて鑑賞。
私は映画を観ている時、どうしても展開が緩徐になる場面で退屈に感じてソワソワしてしまうのだけど、同監督作品のつくる"間"には得体の知れない居心地の悪さを感じて観入…
「我々は何者にもなれるが、何者も我々にはなれない」
“近しい存在を失った人の心の隙間に入り込み、その代役を演じる”サービスを提供する集団・アルプス。彼らは老人から娘まで、どんな人物にもなりきって、…
よく分かんないけど面白かったですねー。
体力復活。ちゃんと見れた。
『憐れみの3章』に直結するような映画でした。そういえば『憐れみの3章』も思い返してみるとランティモス印の魚眼とかは控えめだった…
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亡くなってしまったテニスプレイヤーだった女の子はきっとたばこを吸っていたんだよね。たばこを吸うのも爪を噛むのも髪型も、新体操選手の彼女の方がより亡くなった彼女の代役に適していた。
光と影の陰影豊か…
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異形極まる傑作。
「他者の演技」を通す中で自己と他者の境界が曖昧になっていくという物語、即ち心と身体の相互作用、身体性についての映画である本作が『キネッタ』と共に日本で初上映されたことには運命めい…
人は喪失の穴を埋めることはできるのか?
“喪失”をテーマにした、ただただ不穏なストーリー。世にも奇妙な組織「アルプス」のメンバーたちは、遺族の依頼を受けて亡くなった人になりきる。しかし、それは本…