1942奇談の作品情報・感想・評価

「1942奇談」に投稿された感想・評価

R

Rの感想・評価

3.0
オムニバスかと思ったけど
ちゃんと繋がってた。
怖くはない。なんか、かわいそうだった。
昔すぎて分かる俳優さんが1人しかおらず…
独特の切り口で始まる韓国ホラー。

完全に独立した三話のオムニバス物だと思っていたが、実際は1つの大きな物語を支える三話と言った感じで、1本通しで見た方が良いと思う。

少し話の展開がわかりづらい部分もあるが、どれもしっかりと練りこまれた話。邦ホラーのような抒情性を持った内容でもある。

何回か見るうちにジワジワと良さが浸透してきそうな…そんな作品。「サイコ」オマージュと思われるところがあるのも面白かった。
ne

neの感想・評価

3.6
これは結構掘り出し物だった…
作りが丁寧で話が面白い ちょっとしっとりした切ないホラー
IPPO

IPPOの感想・評価

3.6
観たくて観たくて…取り扱いが無くて…ようやく鑑賞。Jホラーと韓国ホラーの中間点な温度感が良い。
チング青年が良い。若いウブな雰囲気。他の彼の出演作には無い役柄。

不評レビューが多いけど、自分はこういうの好き。凝った構成と設定、古典的なアジアホラー映画の演出を踏襲。

日本統治下の韓国の病院が舞台。医者、研修医、患者たちの群像劇。オムニバスかと思いきや3人の男を主役に据え、全てが絡み合う巧妙な設定。…まぁ、かなり無理矢理な物語だが、ギリギリトンデモ作品にはなっていない。

死者を、もしくは生死を彷徨う女性に魅了されてしまった3人の男性の孤独。不可思議な愛の物語。死者と結ばれる…という、死生観ファンタジーのようにも思う。病院やら日本家屋のセットが素敵。
horahuki

horahukiの感想・評価

3.7
3月23日公開『コンジアム』に向けて♫

実在の心霊スポットを題材とした評判の良い韓国産POVホラー『コンジアム』がついに公開されるので、チョンボムシク監督の過去作を見て行こうと思います。

本作は1942年日本占領下の朝鮮の安生病院を舞台として、そこでの四日間に起こった奇妙な出来事に生涯を支配されてしまった主人公パクチョンナムを描く怪奇譚。彼が晩年1979年に命を絶つところからスタートし、当時を回想するような形でその四日間の出来事が明らかになって行くという構成の作品です。

あまりにも美しい女子高生の死体に惹かれていく医学生(①)。交通事故で父と母を亡くし、1人無傷で生き残り失語症となった少女(②)。連続殺人事件の検視を担当する女医を妻に持つ夫(③)。この3人の視点で物語を紡ぐオムニバス形式を取りつつも、同時間同場所での出来事のため、それぞれが密接に関連し絡み合って行く面白い構造の作品でした。


戦争により親も夢も奪われたが、裕福な家庭に育てられたパク。望んでもいない夢を押し付けられ、初対面だと言っても良いほどに関係性の希薄な女性との結婚が勝手に決められている。そう言った自己のない人生を強いられる抑圧への抵抗からかパクは死体へと惹かれていく…。死体への恋は決して叶わないという自覚があるからこそ、自身の人生の鎖を強固に感じさせ、その退廃的で刹那的な安息がより一層物悲しさを浮き立たせる。巡り行く四季と人生を屏風に反映した虚実入り混じった表現が面白く感じました。


なぜ少女アサコだけが無傷で生き残ったのか。彼女の元に現れる血だらけな母親の霊。アサコの罪悪感と贖罪の気持ちから生まれる怪奇現象。その血だらけな悍ましさの中に現れる雪や眩い光のどこか幻想的な美しさ。救いという彼女の心の中での清算がもたらす希望が温かさを帯びて感じられたのが良かった。


露骨すぎる『サイコ』オマージュが楽しい。ここまでガッツリ『サイコ』してるの初めて見たかも…。「憑依」とは何なのか。魂は存在するのか。その答えを全部自分の口から語ってしまうのですが、その答えを自覚してるからこそ、悲しさが際立っていたと思います。

全てに共通するのは「家族」を失った痛み。そして「いない」ことが当たり前となった日常の歪み。直接的に言及はされないけれど、その原因となるのは戦時下における社会的混乱であり、戦火はなく一見平穏に見えつつも市井の人々にいかに影響を与えたのかを、戦争がなかったとしても起こり得る極めて身近な物語を通して描いている。

死が毎日のように蔓延る戦時中の病院という異質な空間が本作の幻想的な映像表現と絶妙に融合し、慈悲と無慈悲という正反対なものを画面内に並存させ、何とも言いようのない感情が湧き上がってくる。新味や面白味のある内容ではないけど、映像の美しさや演出面で見どころの多い作品でした。
日本統治下のある病院を舞台に、美しいまま亡くなった女学生に淡い気持ちを抱く医学生、連続殺人の検死にあたる女医、そして事故のトラウマに心を閉ざした少女の治療に懸命に取り組む青年医師の三者を軸にした韓国ニューロティック・ホラーの佳作。三者のストーリーはオムニバス風に展開していくが、ホラー描写を加味しつつ、生者と死者の関係性をくるくるとかき乱して恐怖を加速させる描写は黒沢清作品を思わせる。見終えてから冒頭の違和感を解消させる構成もスッキリしていて好い。
k

kの感想・評価

4.0
映像が美しい。
日本統治時代というなかなか扱いづらい時代背景を舞台に描いたものだが、批判的な要素は感じられずむしろ親日的な描写もあり驚いた。
繊細で耽美的。単なるホラー映画とするには勿体無い。
逆にゴリゴリのホラー映画をみたい人には、ん?ナニコレ?となるかもしれません。

少女が見る母の亡霊がかなり怖かったが、それ以外に直接的な恐怖映像がほぼないため無理やりホラー感を出しているようにも思えた。
ニーナ

ニーナの感想・評価

1.9
パッケージだけで借りたけど・・・え?
なにこれ。

女の子が白目向いてるシーンはちょっと怖かった。
あまり良くなかった…

んー。

あまりにも凝り過ぎてるというか、リンチのマルホランドを真似たというか、もっと素直に作ればよかったのになあと残念。

でも、手術台の日本兵が笑えた。
ゾンビか。わはは。
面白かった。

鈴木清順の作品を意識したような、幻想的で美しい場面がいつかあり、またラストが意外と感動的だったのが印象深かった。

その一方で、Jホラー的なショック描写や不気味なムードを見事に醸し出したりと、ホラー映画的なサービスを忘れていない所も偉い。

ただ後半で2箇所、ヒッチコックの『サイコ』のシャワーシーンを真似たような音楽が流れたのは、頂けない。
>|