上海異人娼館/チャイナ・ドールの作品情報・感想・評価

『上海異人娼館/チャイナ・ドール』に投稿された感想・評価

愛の束縛と解放を、
外国統治下の上海と重ね合わせ描かれた物語。
数々の変態行為がどこかうら寂しいのは、現実と愛が伴ってないからだろう。
その為、蹴り破ったドアから見えたのは全てを洗い流す「海」だったのである。
詩人の感性に脱帽する。
過去鑑賞。
忘れていた内の一本。

寺山でも、本作は中身を覚えてナイ…
Shaw

Shawの感想・評価

3.3
たった79分に数週間かけてしまったのは仕方がない気もする。
だってクラウス・キンスキーになぜか心酔してる綺麗な若い女が彼の好きなようにされるという設定の時点でもう話を理解する気が失せる。

わりととっちらかってるし、何が言いたいのかわけわからん。関心が湧かない方のわけのわからなさ。

映像は相変わらず良くてアングラな感じはすごく好きだから『田園に死す』がもう一度見たくなったけど、それだけ。
帽子

帽子の感想・評価

3.0
窃視の映画。
見ちゃいけないものが画面に写り続けている。この映画に描かれる上海は
西洋人の思う上海。幻想の中のアジア。
mayuco

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3.2
寺山修司をどう見ればいいのか分からなくなった。
肯定的に捉えようとすればできるし、逆もまた然りと思いました…
マジで挿入してんな
映画自体は海外向けに寺山の持ち味を薄口にした感じでてんでつまらん
もともとクラウス・キンスキーは嫌いだったけどさらに嫌いになった。にしてもあんなに愛されるような役なんて無理がある アリエル・ドンバールである必要もない。悪趣味な映画
uzura

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3.4
静かでエキゾチックな時間。衣装やセットが豪華で凝ってる。様々なところに現れるモブキャラと見間違えそうなモノクロの人物絵は寺山節なのだろうか?ここの娼婦館に客として訪れて建物見学したい。ひやかし女は帰んなってピーターに追っ払われそう。
Jimmy

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2.5
高田馬場・パール座で鑑賞。(2本立て)

(以前、やはりパール座で観た)『О嬢の物語』の中国版のような映画だった。

クラウス・キンスキー、石橋蓮司などが出演している異人館を見るような作品。

寺山修司の監督作品は、短編も長編も観ているのだが、長編は面白くないというか理解不能作品…。
木蘭

木蘭の感想・評価

1.9

このレビューはネタバレを含みます

 『Oの物語(Histoire d'O)』の続編(というか削除されたとされる最終章)『ロワシーへの帰還(Retour à Roissy)』を、上海に舞台を移して寺山修司が映画化した作品・・・しかし何故、わざわざ『ロワシーへの帰還』を映画化?・・・

という事だけで鑑賞したのですが、『Oの物語』からのイメージ(こびとのキャラクターが梟の被り物してたり)が散見されるだけで、ほぼ原作関係なし。
 キャラクターの名前と、ラストでステファン卿が人を殺す所(相手も動機も全然違うけど)と「ここに居てもいいのよ。」という一連のモノローグがかろうじて原作通り。

 そもそも舞台が上海じゃなくて香港ってどういう事?
 おそらく寺山修司は、上海租界のアングラな世界を描きたかったんだろうけど、色々と大人の事情があったのでしょう。

 作品は寺山修司らしい、良く言えば詩的なイメージ、悪く言えばエログロナンセンスな露悪趣味的映像をコラージュした・・・あの頃、こんなの流行ったよねぇ・・・という不条理でシュールで退屈なアングラ演劇を見せられる。
 当時は前衛だったのかも知れないが、時代を経て見えてくるのは・・・雰囲気で誤魔化しているけど、中身はスカスカで、シュールな映像も実は即興性も無くパターン化している・・・と言う事。
 結局・・・しっかりとしたプロットに基づいてキチンと物語を紡ぐ事がいかに尊く、時代を経ても輝きを失わないか・・・を逆説的に教えてくれる。

 それと特筆すべきはクラウス・キンスキーのキモさ。
 このオッサン、娘を性的虐待してたんだよな・・・と思うと、よりキモい。

 これほど時代を経て色あせる・・・というか毒々しさのみを増す作品も珍しい。海外のマニアにとっては、ジャパニーズ・トラッシュムービーとして楽しめるのかな?
 観るべき所は犬のパントマイムだけ。
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