スティーブ・ジョブズ1995 〜失われたインタビュー〜の作品情報・感想・評価

スティーブ・ジョブズ1995 〜失われたインタビュー〜2012年製作の映画)

Steve Jobs: The Lost Interview

上映日:2013年09月28日

製作国:

上映時間:70分

3.8

「スティーブ・ジョブズ1995 〜失われたインタビュー〜」に投稿された感想・評価

当インタビューの後日、マスターテープが紛失していた。
この映像はこの映画作成3日前に見つかったコピーのテープから。

ハードウェアのAppleから一度飛ばされて、ソフトウェアのNEXTへ行ったこと。
このインタビューのその後に、ハードとソフト両者を統合するiTunes、iPhoneというデバイス、プラットフォームを生み出していること。
を考えると、Appleを飛ばされてNEXTでの経験や客観的に市況を見る機会があったからこそ、iPhoneが生まれた部分もあるのかもしれない。
もし飛ばされていなかったらAppleでハードウェアに集中しすぎていてソフトウェアの時流を見逃していたのかもしれない。
現在からこの過去を振り返って見ると、そうも捉えうる、ちょうど狭間のいい時期のインタビューだった。

広い視野を持つリベラルアーツ、それを美のために統合することの重要性。
saori

saoriの感想・評価

3.5
■60分間、ジョブズの思考回路を覗く。

「一年間プログラミングを学べば、だれでも考える力がつく」「慣例に縛られ、適切な判断ができない人材は多い」と語るジョブズは、だれにも経営のノウハウを教わらなかったらしい。弱冠21歳にして、すべて自分の脳みそで考え、成功への道を切り拓いたのだ。

「人間はできないことが多い。だが道具を持てば、人の可能性は無限に拡がる。」開発を重ね、不器用な天才たちと共に創ったコンピュータは、どの強豪も太刀打ちできないほどの存在になった。彼らにとってMacは財産であり、表現そのもの。今やアップルは、唯一無二の価値を武器に業界を率いている。

本作は映画というより、ジョブズの声を途切れることなく聞ける貴重映像といえよう。しばし考えたかと思えば鋭く切り返し、ときに少年のように目を輝かせて創業当時の想いを話すのを眺められる。今も生きているかのようなジョブズに、背中を押された気がした。
movies

moviesの感想・評価

4.5
ぼくたちはコンピュータを作ってるんじゃない、自分を表現する手段がたまたまコンピュータだっただけだ
スティーブ・ジョブズのくしゃみをみれる貴重映像である。どこの業界にもレイ・クロックみたいな人沢山いるだろうけど(アップルで言えばジョン・スカリー)、こういうビジョン×拘りで成功してる人がやっぱりたまらなくかっこいいィ…。素晴らしい。
ジョブズの作ったアップルをおかしな方向に向かわせ、傾かせやがって…!! とじりじりし、ジョブズやMacを好きで好きで仕方なかった当時の思いが蘇る。Windowsも見た目をNeXTにして嫌々使っていたのが懐かしい。
能戸淳

能戸淳の感想・評価

5.0
ジョブズがNeXTをアップルに売却し、アップルに返り咲く寸前の1995年、テレビで放映された映像に秘蔵映像を加えたインタビューだ。この映像をその活字にした本はすでに読んでいたが、肉声だとまた違うね。楽しみにしていただけあって、大満足の1時間余り!
ーーー
・ビジネス上で「なぜこうするのか」と聞くと、「そう決まっているから」という答えが返ってくる。誰も理由を知らないのだ。ビジネスの世界では物事が深く考えられていない。ビジネスでは多くの物事が「言い伝え」に縛られている。「ずっと、そうだから」で済まされるんだ。臆せず質問して働いていればビジネスの心得は特段の教育を受けなくても身につく。(これ本の中でも一番感銘を受けた。本当に同感。世の中こんなヤツばっかり)
・(コンピュータ産業について)ロケットを打ち上げた今はまだ草創期なので、正しい方向に導けば正しい方向に行く。その正しい方向かはセンスがあればわかる。
・優れた芸術家は創造し、偉大な芸術家は盗む。
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インタビュー中、(当時の)アップルの巻き返しは不可能と言いつつ、自分が復帰して巻き返したジョブズ。
またジョブズ熱が再燃。
10年後の未来を聞かれたジョブスは、まるで見てきたかのように今のネット社会を予言していたのに驚愕した。
いろいろ面倒そうな性格みたいだけど、やっぱり凄い人だったんだな。
センスがいいってこういうことなのかな。
kanzmrsw

kanzmrswの感想・評価

4.0
AbemaTVにて視聴。私の好きなジョブズがここにいる。すべての経営陣、ものづくりに携わる人必見。
早めに観るべきだったと、後悔。
僕のイメージと違うジョブズのイメージがありました。
上映中の映画には、確かにこのイメージが強く感じる。飽くなきまでに、完璧主義そして内容を求め、常に身のあるプロセスを愛す。
素晴らしいと思ったのは、そのコンテンツを愛してるからこそ、啓蒙的にそれを伝えたいしタダ伝えるんではなく、そこはポストモダン的に文化を伝えていく。
しかも正しくメモリーを備えたパソコンやネットはそれが最適な新世紀の道具でもあるという。
彼の本が読みたいけど、ボリューミーで悩みますw
これを映画の枠で語って良いものかと思うけど。インタビューに応じるジョブズを固定カメラで映してるだけだし。でもまぁ彼のインタビュー映像は珍しいし、ドキュメンタリーとして観るのであれば良いのかな。
『スティーブ・ジョブズ』の予習で2度目の鑑賞でした。

彼の伝記を読んでるなら新しい情報はないかもしれない。でもジョブズ本人が語るのを見る事に価値がある。彼が生み出した革命的製品の源流はリベラルアーツにあることがよくわかるんですよね。語ること一つ一つから教養に裏打ちされた信念がほとばしる。ギークには決して成し得なかった事がわかる。

この国では、国立大学の文系学部を廃止して産業界に直結する人材育成に力を入れようという動きがあるけど、まぁトンデモな話ですよ。何がジョブズのような人間を作ったのか、真実を知れば本末転倒である事は明らかなのに…。

ぜひ若者に観て欲しい作品です。そして、さっさとこの国を見限って海外へ飛び立って欲しい。
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