グランド・ブダペスト・ホテルのネタバレレビュー・内容・結末

色調はもちろん、新聞もっていく時に階段？全体が映るような映し方とか、はしごの降りていき方とか、ちょっとしたことだけどめっちゃ気遣ってるんだろうなって面白かった

特に印象に残ったのは、スキーとソリで…

華やかに見える文化の時代、その実態がいかに不真面目で倫理的に曖昧だったか。そんな構造を、コメディという形式を通して鮮やかに炙り出している映画。

性接待、遺産目当ての殺人、絵画の盗難、国家による暴力…

ウェス・アンダーソン作品特有のオシャレで奇妙な世界観だけでも充分楽しめましたが、スリル満点なストーリーも見所満載です。

怪人のようなジョプリングとどう立ち向かうのかハラハラしましたし、脱獄シーンな…

画面構成、フレームの切り取り方、色彩、セリフの取り回し、シーンの切り替わりのテンポや見せ方などどれを取っても好みの作品だった。小物や舞台が可愛くてそれだけで魅入ってしまうし、テンポも良かったのでずっ…

おとぎ話や絵本のような可愛らしい映像とは裏腹に、残忍なシーンが結構ある。でも、速いテンポで駆け抜けていくから観ている間はそれほど怖くなく、絶妙でした。終わった後、殺された人や戦争のことに思いを馳せま…

よくよく考えてみると、この映画には多くの死が描かれている。死体やナチスをモデルにしたような組織が登場するし、内容も遺産の争いというドロドロしたテーマだ。しかし、ウェス・アンダーソン監督の独特の正面か…