このレビューはネタバレを含みます
竹中直人が一人語りをして暗転が繰り返される廃墟シークエンスが終盤反復されるのだが、桂木麻也子一人だと朝が来るだけという哀愁。
病院の廊下と廃墟の廊下の繋がりやネオンの点灯、パーテーションの使用…
日活ロマンポルノであります。
このジャンルは不得意分野ではあります。
あ、女優目当てで観たものは、まぁ…ありますけどネ。それでも過去一本だけ。
さて本作…
例によって「暗黒迷画座」第25回で紹介さ…
人物+背景がバチバチに決まってて好き。竹中直人の村木が泣くところはアップで、桂木麻也子のナミが泣くところは後ろ姿なのが良かった。ロケーションも最高。
ナミの80年代後半の女の子感がめちゃくちゃ可愛く…
色っぽい「おしっこ〜」の発声に笑う。いやー、石井隆ですね。監督デビュー作からこれって凄すぎる。カメラは気負い過ぎとも言えるが鼻につくことはなく、むしろ切実さへと繋がる。石井隆作品はいつもそういう印象…
>>続きを読む初監督作にして以降の作品に見られるモチーフが既に登場している。死体と同伴するのは『ヌードの夜』、バブルの影響で落ちぶれた男の狂気をさらに拡大していくと『GONIN』になる。もちろん雨やネオン、超現実…
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