[ベルリンを彷徨う三人の女たち] 90点
大傑作。2005年ベルリン映画祭コンペ部門選出作品。"幻影"三部作の第二篇。ニナはベルリンの福祉施設で生活する10代後半の少女。ある日、公園でゴミ拾いのボ…
クィア作品かと思ったら
移民難民問題を経由し
パラノイアに飲み込まれる感じだった。
希望と絶望のシーソー。
不気味な後味と反復。
極めてヨーロッパ的な文法はハネケを思い起こさせた。
またリンチの…
原題の意味は「幽霊」らしい。
主人公の十代の少女は孤児で内向的な性格、管理する大人たちは彼女を期待通りにふるまわない存在とみなしている。大人の悪意と対照的なのが、20歳くらいの女性トニ。生きていく…
ニナとトニ。孤独な少女のシスターフッドものかと思ったら、そんな甘っちょろいもんじゃない。
物語の中心にいるのに社会と関係せずに隔絶された二人。並行して描かれる女性も過去にとらわれていたがわかる。トニ…
クリスティアン・ペッツォルト初期傑作選
施設で暮らす孤児のニナは福祉活動中に男に襲われるトニを見掛ける。
彼女の事が気になり追いかけ、仲を深めていく二人
万引きしたところを女性に声を掛けられ、誘拐さ…
孤児のニナが迷惑女トニと心を病んだ女フランソワーズに振り回されるお話。原題が複数形だと考えると「幻影」よりは意味がハッキリするなと思う内容。
かなり細かく練られたようなカメラワークが印象的で、意図…
(特集 ベルリン派の作家たち) C.ペッツォルト監督の幻影三部作第二作。孤児の少女ニナが憧れのトニと親しくなった頃、幼児の頃にさらわれた娘を探す女が現れる。幻影を追った2つの物語が平行していき、安直…
>>続きを読むLGBTQ映画と思いきや、幻影を追う悲しい母の話でもあった。
施設で暮らす孤児のニナがトニと知り合い世界が広がる。
楽しいことからちょっとした悪さまでどんどんトニに染まっていく。
二人の仲は友情を…