ドウロ河の作品情報・感想・評価

ドウロ河1931年製作の映画)

Douro, Faina Fluvial

製作国:

上映時間:20分

3.7

『ドウロ河』に投稿された感想・評価

溺死
3.5
21歳のオリヴェイラ、既に映像作家として完成している。馬車と子供と、橋、労働者。モンタージュの広い使い方によってドウロ河をそれ以上のものにしている。
西川智也さんの作品を思い出した。あの手この手で説明することにこだわりがある人なんだと思った。
muscle
-
モンタージュ感が全くオリヴェイラではないのに、総体としての町、河の話になっているのが『アブラハム渓谷』を思い出しまくる。交通事故のエイゼンシテイン感といったら…!
tntn
-
ドウロ川のドキュメンタリーというより、ドウロ川という現象についての映画。
単純にオリヴェイラはとても頭のいい人なんだろうな。

今度アブラハム渓谷を見に行こうと思っていて、調べたら初期の短編があると知って視聴。
戦艦ポチョムキンだな〜と思いながら見ていたけれど、こちらの方が比較的のどかな気がする。牛とか鳩を見つめる眼差しに慈…

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まさかのオリヴェイラ監督の初期作品!20代での制作作品とのことですが、すでにカット割り、コントラスト(特に雲の描写)、物の質感へのこだわり、人物描写は特徴が出ています。
この時代写真全盛だったにもか…

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3.0
Manoel de Oliveiraz(1908-2015)
mom
2.5
川を中心に生活する人々の街の紹介映像みたいなドキュメンタリー。
途中よく分からん小芝居も入って、唐突に終わった。

色んなショットを組み合わせていて、撮影技術は高そう。

アケルマンの「囚われの女」を観て、ああ私の映画のタイトルこれだったじゃんと思って今度こっち観たら、ズン、ズンズンッっていう今回の映画で私が無意識に構成したフレーミングとモンタージュをオリヴェイラが1…

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4.1
音楽なんてなくとも、ショットを切り貼りしリズムをつけることで作品として成立するんだろう。

最高のモンタージュ。

オリヴェイラの遺作にも繋がるこのコラージュ、つまり再構成は感情をとても豊かにしてくれる。

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