越前竹人形の作品情報・感想・評価

「越前竹人形」に投稿された感想・評価

映画男

映画男の感想・評価

4.7
若尾文子もインタビューで言うてたけど、やっぱりカメラマン宮川一夫の功績がすごい。ホンマに全部の画が綺麗。風情がある。

セットもえげつないな。真夏の京都で雪のシーン撮るて、、むかしの日本映画のパワーはすごかった。

それにしても、この映画実話を基にしてるねんな。いや哀しすぎるわ。
tapes201

tapes201の感想・評価

4.2
増村作品の文子さま、というのはわかるんだけど、吉村作品や、川島作品の文子さまが俺は大好きだ。水上勉原作。
中村鴈治郎が出てきてからの15分が怖い怖い。
宮川一夫、水面にかけては世界最強。
かめの

かめのの感想・評価

4.3

なんという終わり方…
私はキスケが好きだったよ。

幸せになれたらねぇ。

でもまさかキスケが父親のことを気にして、とは思わなかったなぁ。愛し過ぎて、かと思った。女のロマンとしては!フン
小さな寒村で暮らしている竹細工職人の青年が、年季明けの元遊女(若尾文子)と結婚するのだが、竹細工の名匠だった亡き父が嫁の情夫だったことがコンプレックスとなり、夫婦生活を破綻させてしまう。原作者・水上勉の御指名により、「雁の寺」に引き続いて若尾文子が主演を務めているヒューマン・ドラマ。

亡くなった実父との見えない三角関係の末に、自分の嫁を嫁とは思えなくなった青年の葛藤と、遊廓という束縛から解放されたにも関わらず、幸せな生活を引き寄せることができないでいる元遊女の悲哀を描いている。

真夏の京都と真冬の寒村を舞台にしているので、景色の移り変わりが映像に映える。怪談で使われるようなオドロオドロしい音楽だとか、昭和初期の風情を再現した舞台セットだとか、ひとつの映像作品として見応えがある。

しかしながら、19歳のときから何年も遊女を続けているという設定の若尾文子が、あれほどの美貌をもっていながらも遊廓のランカー嬢(太夫の位)にならないのは、些か不自然に感じる。また、男性視点で描かれている物語ということもあり、遊女が嫁に行く気になった理由が、いまいち伝わってこないという難点もある。

日陰で頑張っている男女が、どうやっても幸せを掴めないというもどかしさが全編に渡って展開するため、退廃的なアンダーグラウンド芸術を鑑賞しているような気分でいっぱいになる。この感覚は大好き。
ナホ

ナホの感想・評価

4.1
あややの美しさが際立ってせつない。
着物と、方言の美しさ。
そして、せつなすぎる。残酷。
船頭の鴈治郎さん、玉緒さんが出てきて豪華な役者勢ぞろい。
法一

法一の感想・評価

4.0
 図式的な物語を超えてこの映画が輝き始めるのは中盤以降。映画史上に残るサディスティックな試み……通称「文子いじめ」がスタートしてからである。『清作の妻』や『妻は告白する』のように精神的に追い詰める映画はいくつかあるけれど、フィジカルに責める映画ではこれが随一でしょう。見直して可笑しかったのは「若尾文子の乗った小舟がそのへんの木柱にぶつかる」という描写で、すごい地味。笑った。西村晃は殺したい。
eeosusume

eeosusumeの感想・評価

3.9
宮川一夫のキャメラ

若尾文子の
美しさ

モノクロームの繊細な画面
すれちがう男女

一つの到達点
ニシ

ニシの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

日本古来の悲恋話。
ちょっと鶴の恩返しに似ている気がした。

とにかく、若尾文子が美しい…
また、映像も美しかった。

特にラスト、玉枝が息も絶え絶え、喜助の家に帰ってくる時の雷の光との合わせ方が絶妙だと思った。
あやや映画祭にて。
学生のころあややの映画は結構観ていた。今回ほどの規模じゃなくてもあやや特集とか増村保造特集、川島雄三特集はちょくちょくやっていたし、ビデオタイトルが出たりしていた頃だったので(それにしても、若尾文子があややと言われ出したのいつごろなんだろう)。そんな中で、本作は昔どこかで観てえらく感動して大好きになって、もう一回観たいと思ってた映画でした。なかなかかからないやつだから。
…そんなテンションで臨んだところ、もちろんとてもよかったんだけど、何にそんなに感動した?20代の自分。ってなってしまい悲しかった。たぶんその頃の自分にとって切実だった何かがこの映画にあったんだろう。

映画は雪深い福井を舞台に、竹細工職人の喜助と、喜助の父と縁のあった娼妓・玉枝のお話ですが、どうにもこうにも切なくて、歯がゆくて仕方ないやつです(説明下手)。
撮影は宮川一夫で、モノクロームの雪景色とあややがとっても美しい。若かりし中村玉緒もちょっと忽那汐里みたいでカワイイ。
私にとって定期的に観たい作品。
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