野戦看護婦の作品情報・感想・評価

野戦看護婦1953年製作の映画)

製作国:

上映時間:92分

4.0

「野戦看護婦」に投稿された感想・評価

moku

mokuの感想・評価

3.8
印象に残るシーンが山ほどあって、旧作邦画はちょいちょい観たかどうか分からなくなる事あるけど、これは大丈夫!!と思える。


<特集:戦争と女たち>
Marrison

Marrisonの感想・評価

3.0
モダン目線的には、制服制帽のせいでCAみたいに映える美人さんが何人もいて……乳飲み子を残して出発する婦長(宮城千賀子さん)なんかが切なさの予感を掻き立て、敵地への到着後も整然と場面場面が進んでいく中、「小島看護婦」が最初の摑み。笑えるぐらいに。
野戦病院暮らし描写につきあっていく私の覚悟と、美人映画との、信頼関係は以後もしばらく継続。
そして演芸会での「愛染かつら」シーン(宝塚ごっこ)のとこが佳境。

しかし、“メロドラマ”という以外の予備知識はゼロで観たもんだから、時局もわきまえぬ?同性愛の本格化に「え? え?」……冗談ではもう済まなくなる。宝塚の男役だった南風洋子さんに小島看護婦役やらせてるんだから、作りは確信犯だったんだ。
バッドなモチーフではない。けど、軽々しさが同性愛によってちょっとばかり生じてるわりには、脚本の足どりが重い。序盤でいいアクセントだった小島サンが、後半はストーリーのお荷物になってるってこと。もはや彼女が主役だよね。
好みにもよるけど、本来の1トップ的主役のはずの絶対美人・恩田看護婦(折原啓子さん)をもっと活かしてもよかったし、よく似た美貌の(CAの先輩後輩感がやっぱりある)不憫な婦長の出番をもっともっと増やすという手もあった。
いずれにしても、うまく高みには登れてない脚本。きちんとオチはついてる。

それと、野戦体験もそりゃツライに決まってるけど、敗戦後の大陸からの引き揚げ段階の方が(場合によっては)何倍も地獄だった可能性もあるから、ラストに「戦いはこれからでしょ?」とツッコミ入れたくなった。
過剰な機敏さで挨拶、植木飛び越え、キチガイ兵をひとりで抑え込む冒頭から南風洋子の飛び抜けた異形感。戦死の予感しかない鶴田浩二の飛行兵、細かいエピソードに強烈な印象を焼き付ける場面の数々。彼女の遺体には国旗ではなく赤十字旗。
csm

csmの感想・評価

5.0
植木飛び越え、患者を縄で華麗にグルグル、コラっ!初年兵!で完全に南風洋子に釘付け。靴下を繕う折原啓子への視線、キニーネのくだり、男みたいに車とばすのが好きと言ってたからグッとくるラスト。火も水もかっこよかった。
CTB

CTBの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

男勝りな先輩看護婦が美形の新人看護婦に寄り添う…二人で一緒に愛染かつらの余興…宝塚みたいだなと思ってたら、まさかの同性愛展開。それだけでタブーなのかと思ったら、そこは責めずにしっかりセクハラと見定めてから処理する婦長は今よりもしっかりしている。それはどうでも良いとして…素晴らしいシーンが続いて見とれてしまった。泥川を渡る前に脱ぐ白い靴下のちょいエロさとか先輩看護婦の力強いお姫様抱っこ、鶴田浩二が恋愛に絡まないところも良い。さすが、昭和28年、車やバイクの使用感がリアル。
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.5
折原さん色っぽい顔面してるからそりゃ風紀を乱すと思うわ。
やっぱ前線てわけじゃないしちょっとユルい雰囲気だなと思ってたぶんいざ襲われるとショックでかい。
馬が追ってきたりとかカッコいいシーンも役者が脇で突っ立ってるだけのときとかちょくちょくあって気になった。
鶴田さんもチョイ役だけどやたらと物をあげたがるのが死を予感させて良いシーンだった。