彼の見つめる先にの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「彼の見つめる先に」に投稿された感想・評価

ここ最近で一番キュンとしたし、満足感がすごかった…!
私が映画に求めてるのは、こういう価値観の更新と安心感なのだよな~~~とあらためて。いろんな関係性を観ると安心する。

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レオとガブリエルにとって重要な曲(一緒に踊る曲)「There's Too Much Love」、歌詞調べたらめちゃくちゃツボなんですけど… ていうか映画にぴったりすぎて。爽やかさといい歌詞の内容といい…やばい

特にこのあたり↓心臓爆発した。

And when I come to blows / When I am numbering my foes / Just hope that you are on my side, my dear

I can't hide my feelings from you now / There's too much love to go around these days

You say I've got another face / That's not a fault of mine these days / I'm honest, brutal and afraid of you




(以下、微妙にネタバレ?)
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男女間に友情はあっていいし、“友達以上”の関係が恋人とは限らないし、同性を愛してもいい。この当たり前のことを いっぺんに描いてくれてる作品で、安心感の塊だった。映画館出てからにやにやが止まらなかったよ~~

あと、「友情が恋愛の邪魔をする」的な安易なストーリー展開がなかったのも良かったな。「友情と恋愛は共存しうる」というかなんというか。この3人だからこそなのかもしれないけど、それこそ物語にしがいのある関係性だなぁと思う
すいか

すいかの感想・評価

4.0
公開当時見逃した作品。ちょうど再上映されていてラッキーだった。

冒頭の、2人がプールサイドでL字に寝転ぶカットが、なんだかきれいで印象に残った。
LGBT、障害、そういう背景はあるのだが、それがどうのと訴えてくる作品ではなく、あくまでも一高校生男子の、親や友人との関係とか、心の葛藤に焦点を当てて淡々と静かに進むストーリー。
親友が別の人と仲良くなって、なんだか取られちゃったような気持ちになったり、親から離れたくなったり…彼らが感じているであろう気持ちは、自分も経験がある感情で、自然と、ああ、わかるよその気持ち、と思わず心の中で呟いた。
色々ありつつも、3人の関係が良い。3人ともお互いを思いやっていて、優しい。
どんな大人になるのだろう。

同じ世代が主人公の、最初で最後のkiss、を最近観て、その時も思ったけれど、高校生は、体は大人だけれど、心はまだ脆い。感情のままに行動して傷ついて、でもそこから一つ成長するのだろうけれど、見ていてちょっと苦しくなる。
kht

khtの感想・評価

4.5
爽やか甘酸っぱ過ぎる。月食エピソードを回収するシーンだけで、傑作と呼ぶに値すると思う。終わり方も大変好み。あそこでのクラスメイトたちの反応が「ヒューヒュー!おアツいぜ!」って感じだったのは本当に良かった。ジョヴァンナさん、めちゃくちゃタイプです。
kazata

kazataの感想・評価

4.0
ありそうで無かった?
"障害×同性愛"のマイノリティかけ算でも爽やか青春映画。

恋をすることで世界が広がっていく興奮と、だからこそぶち当たってしまう壁の悲しさと、それでも主人公レオが前に進もうとするポジィティブさに、共感&感動するのはもちろんだけども……
(これだけなら"良くできた"24時間テレビ的ドラマでしかなかった)

何と言っても本作の最大の魅力は主人公の幼馴染みガールのジョヴァンナこと"Gちゃん"にこそあるんだ!と思う。
Gちゃんがレオの存在を時に疎ましがったり、それでいて放って置かれると拗ねてみたり、同じ子を好きになったら意地悪したくなったり、でも結局はレオのことを嫌いになれないしで自己嫌悪したり……と極々当たり前のリアクションをするからこそ「私はやっぱり親友のレオが好き!」という思いに至るわけで。

そしてG ちゃんの心境の変化には、レオがマイノリティであるかどうかは関係ない!ってのがとっても重要で。だってマイノリティが頑張ってるから応援するし感動するんじゃなくて、レオに魅力があるから応援したくなるってのが当然だもんね。
めちゃんこ泣きました。
思春期な主人公の過保護の親がうざい、自立したいっていう気持ち、親の子供を心配する気持ち、どっちも分かるから本当に切なくて…
そうした親との衝突、そして初恋…青春ですな〜

主人公達3人のそれぞれの気持ちは誰もが人生の何処かで経験したことがあるんじゃないかな
だからすごく、それぞれの気持ちが痛いほど分かってしまって、むずむずして、、

終わり方もすごく好き。

ガブリエルの背負ってたカンケンリュックが欲しくなったので今色を検討中です笑
horry

horryの感想・評価

4.0
連続鑑賞した『香港製造』が97年の空気を取り込んだ作品であったように、こちらも今の時代の空気を映す作品だと思う。

柔らかな色彩と、少し懐かしいベルセバ。その作りの中で、少年同士の恋愛が「言葉少なく」描かれる。
同性愛が特に強調されるのでなく、自然なこととして描かれる。

時代と意識は変化していることを、ここまでさりげなく描いているのは珍しいのではないか。
同性愛が葛藤のないものとして位置づけられ、子どものイジメや、親との対立に苛つく姿が描かれていることにおどろき、嬉しくなった。
Aya

Ayaの感想・評価

3.5
見てて思ったのが、台湾映画みたい!!

キラキラしてる!
でもあんま話は・・・というパターンですね。

いや!そこまで中身がないわけじゃないんですけど、キラキラ具合が凄い台湾映画っぽいんですよ!

後、ちょっと「レディ・バード」も彷彿としました。

過干渉な母親との確執。
車でショッピングに出かけるシーンも似てましたね。
グレタ見てないかなコレ?

もう青春のキュンキュンする瞬間に満ち満ちており、切なさと儚さがわりと浅ーく描かれていて、問題の本質とかそういうのあんま重要じゃない感じ。

しかもこれ2014年てことはめっちゃ前の作品ですよね。
それが今年、日本公開ということでIMDB見たら少年がいなくて、え?このイケメン誰?ってなりましたねw

幼馴染で超仲良しの親友同士。
最近めっきり女っ気の増したジョアンナと、目の見えないレオナルド。
暇を持て余した夏休みの目下の話題はファーストキスとロマンス。

間に割って入るもう1人はイケメン転校生、巻き毛のガブリエル。
(さすがカトリックの国ブラジル。名前が聖人w)

こういうのは延々描かれてきた題材なわけでw
目新しさ、とかはないんですよ。
ジェンダーを超えてきてるだけなので。

後、主人公が目が見えないことで、より親の過干渉にしょうがない感を持たせたり、本人が今まで臆してきた様々なことに、ガブリエルと出会い、初恋を経験し、反抗期を迎えることで挑戦、というわかりやすい成長が見られます。

交換留学、1人でのお留守番、夜遊び、キャンプ、他人とのシャワーetc...

このシャワーシーンとかマスターベーションのシーンがあるんですけど、え?俳優さんいくつ?っておばさん心配になっちゃった。

このシャワーシーンがねぇ!目が見えない登場人物ならではの、あるめっちゃ可愛いエピソードがありまして・・・もうわかる人にはこれだけでもわかると思うんですけど、なんかキュンキュンしてしまった!

そしてEDロールのあれはマジでめっちゃ怖かったから!!

とにかく若い(いくつか分からへんけど中3くらい?)3人の男女の恋、そして友情の部分が結構根深くて。

多分、日本人の私たちにもその気持ちはわかるんですけど、あそこまでの固執を、しかも延々本人目の前にして「あんたのせいやし!」的に愚痴るのなかなか凄いな、と思いました。

ブラジルだから、1番厚着でもパーカー。
だから時間の流れが分かりづらかったのですが、流れから見ると1年。整合性で考えると一学期ってとこかなあ?

なんかものすご爽やかー!やった・・・漫画みたいな?
綺麗やし瑞々しいしあんま変なとこもないです。

目が見えないことで主人公をからかってくるウザい集団がいるんですけど、目が見えないからイジメられる、というのではなく、思春期のバカな時期を恥ずかしく過ごすバカ、って書き方をしてるのが、かなり自然で良いかと。

ポルトガル語って全然わかんなくないですか?
いやスペイン語だったらわかるのに!とかじゃないんですけど、あまりに私の身近で耳にしない言語なので。

劇場体験として、まぁ、この題材的にほぼお客さんは女性ですわ。

で!

私あまりこういう雰囲気になったことがないので、ちょっとギョッとしたのですが、ラストのレオナルドのあの行動の所で、後ろの席の私の親くらいの歳の方かな?女性のお客さんがギャグシーンばりに笑い声をあげて笑ってたんですよ。

え?

いや、ここ全然ギャグじゃないし、微笑ましくニコニコするか、思い切ってガッツポーズするシーンですけど?

なのに明らかに「笑えるシーン」って感じで笑ってるんですよ。

ちょっと・・・今の時代にあの反応は・・・非常識というか差別的というか恥ずかしいというか・・・ヤバいかと。

どんな映画かはビジュアルや予告でなんとなくわかるはずなのに・・・。

いやーいまだにあんな人がいるのか。
たまにみなさんがギョッとした、悲しくなった、と仰ってた意味がわかりました。


日本語字幕:増子 操
テンポもよく見やすくてスッキリ幸せになれる青春映画◎あ〜好きでした。
ずん

ずんの感想・評価

3.9
みずみずしくてキュートで優しくなれる映画でした
前まではレオの腕を引いて歩いていた彼女が、ガブリエルが現れたことで2人の姿にヤキモチを焼いているのが可愛かった
3人のバランスがよくて素敵でした
ジョヴァンナとレオの関係、なんだか暖かく青春を感じる。そこに、ガブリエルが加わり、さらにキラキラと輝いていた。ジョヴァンナの嫉妬、レオの嫉妬、ガブリエルの嫉妬、みんなが少しずつ不器用な姿が愛おしかった。
レオの目はとても力強く綺麗で、吸い込まれそうだった。
この映画を観た帰り道はThere's too much loveを聴いて、心温まりながら帰りました
短編の動画も最高でした!!!
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