サイコ・シンドローム/僕だけを見ての作品情報・感想・評価

「サイコ・シンドローム/僕だけを見て」に投稿された感想・評価

【人形のデザインが秀逸すぎる】
Filmarksさんのジャケットはポスターらしいです。もの凄く欲しい!お部屋に飾りたいなー!
日本版は未DVD化なのでUS版DVDで鑑賞いたしました。

ドールと醜悪好きにはたまらない造形の人体模型Pinさん。
エナメルのような質感と青いドールアイが素敵。

親御さんがおかしな方向に厳しいせいで兄(レオン)の人格形成に影響が出てしまった。もちろん悪い意味で。
自分と他人との間に境界線が引けず人間関係に支障をきたしまくるレオンさん。
あれだけ妹(アーシュラ)の交友関係を邪魔しちゃってるのにそれでも健気に兄を心配するアーシュラさんに泣けました。
何て優しい妹さんなの!

兄妹の幼少期をしっかり描写しているので感情移入できましたし毒親の呪縛から抜け出すのって大変なんだろうな。
心にチクッと傷を残す素敵な作品でした。
SunO2

SunO2の感想・評価

5.0
人形ホラー+スキゾスリラー+シスコンファンタジー。脚本が👍切り返しのタイミングがバッチリの演出も👍兄も妹も端正なルックスで、演技もうまい。満点。

窓からボーゼンとこちらを見下ろす人影。「父がいない時には人形(人体模型)と話してはいけない」というルール。プレゼントのオルゴールと腕時計。伏線の散りばめ方が絶妙にうまい。早い段階で、兄妹だけになる童話的展開。男がデキルと邪魔立てし「詩」の中で欲望を告白したりと妹に偏執狂的な愛を注ぐ兄が怖い。ラスト、妹の一言が切なくて美しい。
Cem

Cemの感想・評価

5.0
人体模型に"ピン"と名付け、腹話術で喋らせた父の罪は重い🥺息子はピンを、言葉を話す生身の人間としての存在感を持つようになる
ピンと夜な夜なお喋り、ピンにパパの服を着せたりなかなかのキモさ。『ピンは家族なんだ!嫌なら出てけ!』ってお前が出てけだしワロタw彼女の家に行ったら兄貴が人体模型を家族として紹介、異常な詩を読むくだりが気味が悪くてたまらん🥺そんな兄でも愛してる妹に泣ける。人殺したり、欲情したり、人体模型の使い方が素晴らしい。一心同体となるラストは何とも言えない気持ちになる
サンドール・スターン監督作品。
レオンとアーシュラは厳格な両親に育てられた。医者の父親はピンという名の人体模型を腹話術して子どもの相手をしていたが、兄のレオンはピンを唯一の友として成長する・・・という話。

『サイコ』的な話。厳格な両親により、友達も作らせてもらえず、人体模型のピンと自身で腹話術しながら話す。ピンにレオンの第二人格が投影される。レオンの幼少期が描かれるため、ただのサイコ物で怖いというだけでなく、同情を誘う。閉鎖的な空間で近親相姦的な要素を感じさせる。

レオン役のデヴィッド・ヒューレットの顔つきがサイコ的で、そしていい演技をしていた。テリー・オクィンの厳格な父親役も合っていた。
暗闇の中の人体模型のピンが怖い。目の感じがただの人体模型とは違って、個別の人格として感じられた。
いくらでも派手になりそうなこの設定なのにこれでもかと地味に丹念に統合失調症の切なさを描いていてほんと不思議な後味が残る逸品。医師の父の診療室にある人体模型のピンと親友になってしまう主人公。信頼のあまり妹の妊娠騒ぎをピンに相談してしまう。年を経るごとに人間に、自分に寄せてくるピン。ラストはほぼ同化してしまうような恐ろしさ。サイコがベースなんだろうけどあまりにも繊細で泣ける。
人体模型とおしゃべり大好きボーイ☆

ホラーというかスリラーというか、不気味なんだけど、何とも切ない物語。

お着替えさせられちゃうピンが可愛い♡

"人形が生きてる"って思いたい気持ち良く分かる。

でもお兄ちゃん病気なんだもんね…

家庭環境がもとに形成される人格。
ただのサイコじゃない感じがとても良い。

妹が自分の手を離れていってしまう不安がつのり、狂ってゆく兄。健全な妹もまた兄を心配する。複雑な兄妹の相手を想う感情が丁寧に描かれている。

怖い展開ながら、ピュアな心が沁みてくる。

ドラマ性あり、腹話術ありの心理ホラー。

独特で良かった!!

このレビューはネタバレを含みます

開業医を営む父親と理想的な家庭を目指す母親
厳格な環境下で育つ兄と妹の二人に対し
父は患者である子供達に接する時と同じように
人体模型を使い腹話術で我が子の教育をしていた。






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          ネタバレになるので
  ↓  作品が気になる方は閲覧しない方がいいです。 ↓




再鑑賞
成長と共にただの人体模型である事を理解する妹と
兄にとってかけがえのない存在となっていった人体模型ピン。
のっそり起き上がる影、はだける布とバックミラー越しの眼差し
フォフォフォフォ…
暗闇に響く薄気味悪い笑い声と車椅子に乗る人形の影。
揺らめくカーテン、窓越しの車椅子
こんにちは、ピン。
その言葉が哀しくて涙でそうになる…
厳格な両親に育てられた内気な子供が病院内にあった人体解剖模型に話しかけると模型から声が聞こえてきて…。根本にあるのは愛情というより性の問題。性に対して積極的な妹と性を恐れている兄。もちろん『サイコ』ありきの展開だが、突飛な恐怖に頼らずじんわりと見せていくので結構面白いよ。

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