これぞ四谷怪談と思えた怪談映画の秀作。
今までに観た作品ではスターに気を遣って伊右衛門が悪に振り切れていない作品もあったが、こちらの天知茂は色悪といわれる伊右衛門に相応しく外見は男前だが根は極悪。…
展開はやい。建具や蚊帳などモノ越しの描写が目につく。恐る恐るのぞき込むこちらの心理を投影したかのようだ。
今作は伊右衛門の内面に迫っている。毒と認識した「薬」を手ずから妻に渡すアレンジがある。DV…
四谷怪談ミリしら男ですが、テンポも良いし、説得力のある怨念ホラーで面白かった。
良かったところとしては、主人公のクズっぷりと、強い怨念の見せ方(何度も登場したり凄んでみたりと)あとは終盤の協力プレ…
話がぐいぐいぐいぐい進む。「自分が面白いと思う場面を繋げばそれで映画になると思っていた。しかしそうではなかった」と塩田明彦が何かで言っていた記憶があるのだが、なかなかどうして、面白い場面を数珠繋ぎに…
>>続きを読む私がまだ幼いころは四谷怪談や忠臣蔵といった話しは一般的な教養として皆が知るところであり、テレビなどでも放送していた気がします。
その際には制作スタッフや出演者がお岩さんのお墓にお参りして、撮影の無事…
お化け屋敷ガチ無理勢としては結構な怖さがある演出。主人公の伊右衛門がマジもんのクズで胸糞事件感がエグくて途中までは怪談ってより人怖だと思うぐらいには外道の所業。お岩が息絶える瞬間まで美意識と母性があ…
>>続きを読む