波長の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『波長』に投稿された感想・評価

マイケル・スノウの、66年の実験映画。16ミリ、45分。
イメージフォーラムにて
1990
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あまりにも壮大でひたすらなるクローズアップ

ひとつの写真へと集約していくカメラと我々の目線は45分の長尺をもって完全に一致する。
これこそ、奇跡。

45分とは、壁に貼られた波(=wave)の写真にいたるまでの長さ(=length)。「真ん中にある写真、ぼんやりご覧くださいね〜」ってあんたそれ眼科やないの。エンタメ性など皆無で上等、適当に付けたス…

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けい
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アケルマンのホテルモンタレーで耐性がついたのか思ったより苦では無かった

カメラの位置は恐らく全く変わってなくて、そのカメラが受け取る光の波を色んな方法で弄る映画。焦点距離を変えたり、フィルターを付…

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この作品におけるズームは単なる視覚の操作ではなく、時間そのものの不可逆的な進行であり、意識の一方向的な運動の顕在化である。光は刻々と変容し、空間は固定されたままでありながら、視覚と聴覚の条件によって…

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TOBIO
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部屋の壁に貼られた写真に耳鳴りみたいな音とともにジーッと寄ってく映像45分。
「構造映画」なるものをちょっくら勉強してみようかしら。
怒り
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YouTubeで見たんですが本物だったかどうかよく分かりません
inu
3.0
構造映画なるジャンルはじめて知りました なんかもうずっとこわかった
kazoo
3.6
この映画は、固定されたカメラが部屋の一部を長時間にわたって撮影するという独特の手法を用いている。視覚的な効果や音響が特徴的で、観客に時間と空間の新しいとらえ方を提案する。
構成映画についてちょっと調べたけど面白い話だなあ。映画という媒体について、更には時間と空間についての議論になるのか。

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