DOG STAR MAN [完全版]の作品情報・感想・評価

DOG STAR MAN [完全版]1961年製作の映画)

DOG STAR MAN

製作国:

上映時間:85分

3.7

「DOG STAR MAN [完全版]」に投稿された感想・評価

友梨

友梨の感想・評価

3.8
第2章を。

赤ん坊。

カラフルで、フィルムでしかできないような、スクラッチやペイントを利用した表現。
編集のリズム感がとてつもなく面白い。
サイレントにこだわるかっこ良さ。
Yarrtt

Yarrttの感想・評価

4.0
ビデオアート作品。
正直フィルマークスにあるとは思わなかった。

フィルムを傷付けたり塗料で塗りたくったりすることで、映写機に回すと不思議な模様やノイズが現れる。
しかし凄いのはこの映像が合成されたデジタルでないこと。
この時代の機材で作られたとは思えないほど幻想的な空間が表現されている。

Prologue〜IV章まである無音の83分間で、特に前半にはなんの脈絡もない実験映像が流れる。
後半からは抽象的な表現の中から少しずつ具象が混ざり始め、最後はブラッケージ本人が犬を連れて雪山を彷徨う鮮明な映像になる。

捉え方は様々だが、全体を通して観ると意外にもハッキリとした内容はあって、それは夢の中から徐々に現われ始める意識がいよいよ人間の赤ん坊という実体となって抽象世界から浮かび上がり、やがて理性を得た人間がDOG STAR=シリウスを頼りに道無き道を歩み続ける、といった具合。

アートとしてでも良いから、一度見る価値はある。

無音でひたすら抽象的な映像が流れる

これは苦行なのか

ただこれでしか味わえない何かがある
C

Cの感想・評価

-

これがつくられた当時に観ていたら、きっとあたしはどハマりしていたであろうタイプの作品。画面に拡がる赤、青、黄。映像のつぎはぎ。早送りして観ているような。ちと映像酔いしつつ。どういうわけだか、いのちの始まり(生命の誕生)を感じてしまう瞬間がある。その瞬間にあたしの中に流れる電流のようなもの。からだの内側と外側。学生時代からずっと気になっていた「love songs」のフライヤーは今でも手元にあって、なぜか大事にしてる。観てもないのに。vhsをゲットしたのでスタンブラッケージせめてくよ(宣言)
くみ

くみの感想・評価

4.0
映像の記憶がいっぺんに押し寄せて 頭のなかの回路を吹き飛ばす
様々な視覚効果を施してある短い映像のモンタージュを、無音の中で延々と垂れ流しにする実験的作品。

平たく言うと、ドラッグ映像集。

着目点は、製作されたのが1961年だということ。視覚効果はさることながら、とくに編集作業のことを慮ると、「よく作ったなぁ」と感嘆の声が出そうになる。今のデジタル編集だとコンピューター処理であっという間にできるけれど、アナログ時代は人間の手で切り貼りしなければならない。これほど膨大なカット数を編集するためには、想像を絶する労力が必要だと思われる。

無音であることにも、おそらく意味はある。うまく説明できないけれど、ジョン・ケージの「4分33秒」と似たような志向であることは間違いない。

邪道かも知れないが、サイケデリック音楽を別途再生しながら、そのBGV(background video)として活用する方法も効果がある。自選の音楽のプレイリストを用意しておいて、部屋を間接照明にすると、ちょっとしたクラブ気分に浸ることができる。

惜しむらくは、エロスが足りないところ。女性のヌード映像が単発的に挟み込まれるけれど、私が期待しているものとは違う。ヌードそのものではなくて、「エロスを連想させるイメージとアハ体験」が欲しかった。
rico

ricoの感想・評価

3.0
昔、劇場で見たことが懐かしくなって再見。

でも、
1.昔より実験映像に興味がなくなった

2.実際、VHS画質で無音でこの映像をみるのは辛い

3.レンタルして帰るなり、某動画サイトにまるっと上がっているのを発見した

などの理由で、見るテンションが大分下がってしまった。
しかも、これって愛犬の殯ムービーだと思ったら違った。
何と間違ったのだろう?
ysak

ysakの感想・評価

3.9
伝説の実験映像。意義はとても大きいらしいですが、今見るには結構な集中を要求されました。