形見の作品情報・感想・評価

形見1963年製作の映画)

製作国:

上映時間:17分

3.1

『形見』に投稿された感想・評価

紙飛行機を追いかける少年のシーンが映画的。他のシーンは、イロイロ背景あるんでしょうが、こういうのやってみるという大林宣彦の実験精神な気がしますね。

早逝した父の墓参りに来た母と息子・・・


ずっと息子は模型の飛行機みたいなの飛ばしてて、母親はずっと血吐いてる...かと思ったらカット変わったら全然血の跡無くて。ちょっとよく分からなかった。
解説…

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No.4293

2024年2月2日、衛星劇場にて視聴。

大林監督25歳、8ミリ作品。

父を失った母子が墓参に来たが、そこで2人は夢とも現ともつかない不思議な体験をする。

子供が紙ヒコーキを追…

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大林宣彦監督8ミリ作品。

父の形見である飛行機の模型がファンタジーの力を得て勝手に飛んでいく。
墓の描写も大林監督作品には多いなということに気づく。

少年はひとりでに飛びつづける白色の紙飛行機を追いかけて父の眠る墓地を駆け抜ける。若くして未亡人となった母はかたや夫の幻影に誘われ冥界に足を踏み入れる。あつめた枯れ葉を燃やし、箒をかついで煙草をくわえ…

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坂下
-
ロケーションよすぎ
浮遊する紙飛行機の潔らかな不気味さ
菩薩
-
紙飛行機に導かれ死から遠ざけられた少年はこの後きっと母すらも失い天涯孤独の身となる。
映画的快楽というものがあるとすればそれは少年が紙飛行機を追いかけるショットに宿っている。

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