序盤のコメディ具合が楽しいし、どのショットも素晴らしい。
事故を知った時のモンタージュは心理的な気配がするものの、病室で息子に話しかけると現れる花火、草原を駆ける息子とババっと凄い速さで流れるモンタ…
〖1930年代映画:サイレント映画:短編映画:松竹〗
1931年製作で、成瀬巳喜男監督作品の中で現存する最古のサイレント映画の短編映画らしい⁉️
当時の作品としては、フラッシュバックさせるシーンをモ…
ゴジラマイナスワンに浮雲を感じてYouTubeからPICO4に映してのサイレント鑑賞
サイレント映画を音を消してサイレントで観るという流儀はアテネ・フランセのサイレント映画上映の経験に通じている。…
スラップスティクのような笑いを起こしたり、緩急で笑いを取ったりと、成瀬は笑いの起こし方をこの時にすでに熟知しているようである。
ラストやるせなきおかと思ったが、平和的ラストで良い!
サイレントで…
成瀬巳喜男の現存する最古の映画だが、不況のさなか奮闘するセールスマンの苦労を描いた他愛のない短編喜劇のはずなのに過剰なまでに映像テクニックを使った結果肝心の映画の内容をぼやけさせるという事態に。何と…
>>続きを読むコメディータッチの小市民映画の枠内において成瀬の実験精神が炸裂しており、その共存ぶりが奇妙にも思える。
例えば不吉なイメージが連続するその室内空間。妻の額に斜めにかかる影、夫の首を切り取るかのよう…