レーチェル レーチェルの作品情報・感想・評価

「レーチェル レーチェル」に投稿された感想・評価

sonozy

sonozyの感想・評価

3.5
ポール・ニューマンが監督、妻のジョアン・ウッドワードが主演。
コネチカット州の小さな町。父親が所有していた葬儀場の上のアパートで、未亡人の母親と一緒に暮らす、35歳の未婚の小学校教師レイチェルの物語。

小うるさい母や、内向的な性格から、孤独な毎日を送るレイチェル(ジョアン・ウッドワード)は地味を絵に描いたようなキャラクター。

学校が夏休みに入る前日、同僚の親友、丸眼鏡のカーラ(エステル・パーソンズ)は抑圧されたレイチェルの感情を解放させるべく、伝道集会に連れていく。
その異様なムードに圧倒され失神し、その恥ずかしさで感情が乱れるレイチェルを慰めるカーラに突然キスをしてしまったりも。

帰省していた高校時代の同級生ニック(ジェームズ・オルソン)と再会したレイチェル。ニックはレイチェルを誘い・・・

孤独で退屈な日々を送っていた35歳で処女だった女性が、ひと夏の体験を経て、自ら新たな一歩を踏み出す的なストーリーではあるんですが、レイチェルのキャラクターや彼女の妄想(被害妄想的だったり、自分には出来ない理想だったり、子供の頃のトラウマだったり)が何度も挿入されることで、サスペンスやサイコなムードも漂い、何とも不思議な読後感の作品でした。

ゴールデングローブ賞: 監督賞、主演女優賞
ニューヨーク映画批評家協会賞: 監督賞、主演女優賞
National Board of Review: 1969 Top Ten Films
ひとつひとつの出来事は結果だけ見れば良い結果とは言えないけれど、そういった出来事でも積み重ねていけば自分を変えるきっかけになると思うと泣ける。街の中の人全員に見られたり(田舎の窮屈さが歪んで表現されてる!)、変な宗教の集会に参加したり、たまたま再会した幼なじみの男とセックスして処女を失ったりとどんな終わり方するんだこれはと思いきや、ラストが良すぎて感動した(+0.2)。すぐに自分を劇的に変えることはできないが、前向きに生きねばならない。浜辺のショットが良すぎて泣いてしまった。ガキの頃の思い出が暗すぎて怖い。ガキどもが木に上って歌ってる歌とか怖すぎる。
あ

あの感想・評価

4.8

このレビューはネタバレを含みます

男に奥さんや子供はいないし、自分は妊娠してなかったし、結局母親と一緒に移ることになるしで、人間として成長はしたけど、この先の人生がどうなるのかは全くわからないのが良い
"It could be the first decision you have made that you have respect for yourself" って言ってくれる友達いいね
新興宗教の集会で愛だ!愛だよね!愛されたい!と思いっきり感化されるシーンが好きだ
黒猫しかいないのにロッキングチェアが揺れている、葬儀屋の父親、幼少期の思い出は死の臭いに包まれている、不思議な雰囲気の映画
堊

堊の感想・評価

4.6
松本充代作品のよう。過去と現実と妄想がワンカットで入り乱れて統合失調症的に挿入されまくる(『スローターハウス5』の速度で!)。生まれていたかもしれない子供たち、暇を持て余してトランプを続ける老婆たち、森の中へ消えていく小鳥、堕胎手術で漏れる贓物、葬儀屋の父、新興宗教の集会、教室の窓に注ぐ木漏れ日、落ち着かない子供たち、同級生からの突然のキス。感受性全開で常に涙をこらえているかのようなヒロイン、ジョアン・ウッドワードのアップにつられてこちらもずっと泣きそうになる。内面と過去が混濁した高齢処女ものということで『勝手にふるえてろ』のご先祖様なのだけれど、ものすごく69年(公開は68年)してる。全編にみなぎる覇気がすごい。ポール・ニューマン監督全部見たい。百合ではないけど海外のレズビアンフォーラムで言及されていたので。
イシ

イシの感想・評価

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悩み多き女性をジョアン・ウッドワードが演じるのを、パートナーのポール・ニューマンが監督した作品。
ポールニューマンらしさなんかな、けっこう静かな雰囲気があって意外とみやすかった。

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