セリーヌ・シアマ監督が、オールブラックキャストで制作した青春ドラマ。
パリ郊外の公営住宅。仕事で忙しい母親と暴力的な兄に代わり、2人の妹の面倒を見る16歳の少女が、高校進学の道を断たれ、3人の年上…
少女の、大人になりつつある日常を淡々と描いた映画。
貧困とか家庭内暴力とかはあくまでも大人の見方というか、一歩ひいたものでしかなくて、子供にとっての世界は大人が考えるより狭い。
高校への進学を断た…
後回しにしていた
セリーヌ・シアマのこの作品
予想に反し
移民問題、人種差別問題を
訴えかけるものでもなかった
焦点はあくまで
少女から大人になりつつある
主人公マリエムの今と未来
もちろん高校へ…
『少年たち』『身をかわして』等の文脈で叙述されつつもセリーヌ·シアマの作家性が炸裂してるから焼き直しとはならない。ホテルの一室で歌って踊るシークエンスはまるで治外法権が成立しているかのよう。結果仕切…
>>続きを読む「Tomboy」「秘密の森の、その向こう」がとても好みだったのでセリーヌ・シアマ連続鑑賞。
上記2作品とは少し雰囲気が異なる感じでした。
うるさいくらいワイワイ話していてのが校門を出た途端にスッと…
「未来なんてどこにもない」。
富める者とそうでない者の一番の差は、選択肢の数だと突き付けてくる。
安易に見える16歳の彼女の選択も、そこを踏まえて見る必要がある。
それでも彼女は、最も大事な選択をち…
セリーヌシアマ制覇中。
これはこれでまた面白かった。
不良少女を追体験できる様な作品。
いわゆる不良というやつになっていく理由や過程がとても理解できた。
目線がほんとにこの年齢の子なんよね、ほんと不…