破壊しに、と彼女は言うの作品情報・感想・評価

「破壊しに、と彼女は言う」に投稿された感想・評価

アラン・ロブ=グリエの特集上映が行われている中思い出したけど、同じフランスの作家でもデュラスの方が映像に対する哲学は優っていたように思う。

話の筋とかは全く覚えてないけど、モノクロ映像から感じられる詩情のようなものがロブ=グリエやアラン・レネの作品以上に感じられて、映画を監督し始めて間もない頃からデュラスは映像詩人として才気煥発していたのだなと感嘆した記憶が強く残っている。

後の作品と比べて台詞が多いという普遍性があるけど(そこに普遍性を感じる時点でデュラスのスタイルの異常性がわかるが)、それでも作品の空気感に何時間でも味わいたく思える心地良さがあったから、スタイルを確立していないとはいえ十分すぎるくらい美的に素晴らしかった。

しかしこの作品を見たのも結構前だったと思うから、どこでもいいからもう一度デュラスの特集を組んでこの作品を上映してほしい。(そしてそのときはついでに未見のヴェネツィア時代の彼女の名前とかも一緒にプログラムに入れてほしい)
初めてみたデュラスの映画。なんじゃこりゃ!って思ったけど、
気づくと魅了されていた。
もっとみたい。デュラスを知りたいと思った映画