なんというすれ違いの切なさを描いた台詞劇なんだろう。
主人公ルイの取り返しのつかない12年の不在と
これが最後であろう家族との3時間。
自分がまもなく死ぬことを伝えるために帰郷し、
伝えられず、…
【見どころ】
① 緊張感のある会話劇。
② 人物の描写。
③ 繊細な演技。
④ それぞれの関係性。
【感想】
こんな家、1秒たりとも居たくない。
ルイが家を出た理由がよくわかる。僕もそうだったから…
総合的な作品としての感動とは別に、何気ない1シーン・1カット・1ショットに魅了されるのが、映画の醍醐味にはきっとある。いっぽうそれとは別に、監督の身体性のようなものが、ずっと心に残るものもあるように…
>>続きを読む©Shayne Laverdière, Sons of Manual